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カポタストの使い方・付け方・効果を図や動画を交えて分かりやすく解説

たくさんのカポタスト

ぎたすけ

カポタストって難しいコードを簡単にする道具だろ?

たけしゃん

まあ、間違ってはいないけどね。もっと実は奥が深い道具なんだよ。基本的なことを解説していくね

飛ばし読みガイド

カポタストとは

ナッシュビルカポ

カポタストはギターのキーを移調するために用いられるアイテムです。

アコースティックギター弾きにとって欠かせないものですね。

 

任意のギターフレットに取り付けることで、コードフォームを変えずに演奏するキーを変更することができます。

※2フレットにカポタストを付けた

例えば、1フレットにカポタストを付けてEコードを弾きます。

すると、カポタストが押さえる音と自身の手が押さえる音が合わさってFコードの音が鳴るわけですね。

Fコードをカポタストで簡単にする

カポタストを使うことで、簡易なコードフォームで楽曲を演奏することが可能になります。

 

アコギ弾きが一番カポタストを使う場面はネットのコード譜を見て演奏する時です。

例えば、Uフレットだとプルダウンでカポタスト位置を表示できる機能があります。

Uフレットのキー調整機能画面

上記の画像だと1フレットにカポタストをつけると簡単に弾けますよとアナウンスが出ています。

 

そんなわけで、カポタストはアコギ弾きには必須なアイテムです。

次章からはカポタストの使い方から注意などを細かく解説していきましょう。

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カポタストの付け方

ビクターカポ 取付け時

まずはカポタストの付け方から解説していきます。

カポタストにはタイプがいくつかあって、タイプごとに付け方が変わります。

 

これから、1つずつ画像付きで解説していきますが、共通して言えることはフレットの近くに真っ直ぐ付けることです。

G7th 真っ直ぐに装着した例

G7th 斜めに装着した例

フレットから離れていたり、斜めにつけたりすると弾いた時に「ビーン」という音が鳴ってしまいます。

俗に音がビビると言いますが、キレイな音を鳴らすためにも「フレット近くに真っ直ぐつける」は意識するようにしましょう。

 

それでは、定番のカポタスト3機種について実際の付け方を見てみましょう。

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クリップタイプの付け方

クリップタイプのカポタストの付け方

最も普及しているのが、クリップタイプのカポタスト。

取付けも簡単で端をつまんで開いて、洗濯ばさみのように取付けするだけです。

 

ギターヘッドにも取付け可能で何かと便利なんですよね。

ギターヘッドとカポタスト

クリップタイプはスクリュータイプと並んで人気の高いカポタストですね。

スクリュータイプの付け方

スクリュータイプのカポタストの付け方

スクリュータイプはテコの原理でワンタッチで取り付けられるものが主流です。

補足
ネジを回して固定するタイプもあります

参考画像のSHUBB C-1はワンタッチタイプで非常に使いやすいカポタストです。

テコの原理で力は大していらずに固定することが可能です。

※出典:SHUBB 公式HP

クリップタイプは握力がない人には辛かったりしますが、スクリュータイプは握力はほとんど必要ありません。

 

スクリュータイプに慣れちゃうと楽すぎて、クリップタイプに戻れないですね。

ゴムタイプの付け方

ゴムタイプのカポタスト

ゴムタイプのカポタストはバネ部分が伸びるので、引っ張って取付け・固定します。

弦を押さえるだけの力を原始的に作るので、引っ張るにも結構な力が必要です。

ゴムタイプのカポタスト取付け後

正直、ゴムタイプはクリップタイプやスクリュータイプに比べて圧倒的に面倒で不便です。

 

初心者セットを買うと、付属でゴムタイプのカポタストがついてきたりします。

こういうの。

日々使ってると、ほんとにしんどいので早い段階でクリップタイプ、スクリュータイプに乗り換えましょう。

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カポタストを使う目的

カポタストを使う目的は大きく3種類に分かれます。

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カポタストの活用方法をしっかり理解することで演奏の自由度が上がります。

アコギ弾きには非常に重要なポイントになるので、しっかり理解しましょう。

演奏を簡単にする

最も良く使われるカポタストの使い方が演奏を簡単にすることです。

#や♭がたくさんつくようなキーだとギターは演奏が大変なので、カポタストを使って移調します。

 

具体例を見てみましょう。

カポタストなしと、1フレットにカポタストを付けた1カポだと、こんな風に弾くコードが変わります。

カポなしと1カポの演奏するコードの変化

カポなしだと♭がつくコードが並んでしんどいですねぇ…。

逆に1フレットにカポタストを付ける、1カポの場合は良くあるコード進行になっています。

 

このようにカポタストを付けることで、現実的な難易度のコードフォームに変更することが可能です。

曲のキーを変える

カポタストをつけることによって、コードフォームを変えずに曲のキーを変化させることが可能です。

 

具体的には演奏するコードフォームは変えずにカポタストの位置を変えるとキーが1つ変わります。

ギターヘッド側に1Fずらせば♭1、ボディ側にずらせば#1になります。

カポタストを移動させると曲のキーが変わる

例えば、女性アーティストが男性曲を#4で歌いたければ、コードフォームは変えずにカポタストの位置をボディ側に4フレット動かせばOK。

 

また、曲のキーが高いから下げたい…という場合はカポタストの位置をヘッド側に動かせばキーが下がります。

 

ただ、カポタストの移動できる範囲は所定の位置によって制限があります。

例えば、カポ1の曲だったらキーを下げたいと思ってもカポタストでは♭1しか下げられません。

 

そのような場合はキーを移調させてコードフォームも変えるため、少し複雑な話になってきます。

詳細は下記の記事を参考にしてください。

ギターの音色・奏法を変える

カポタストを4Fにつけて演奏している画像

カポタストの位置によって、ギターの音色は大きく変わります。

高フレットにカポタストを付けると、コードが高い音のみで構成されるので雰囲気が違ってきますよね。

 

例えば、大柴広己さんのさよならミッドナイトが高フレットにカポタストをつけた音色を利用したアレンジになっています。

さよならミッドナイトは6フレットにカポタストを付けて演奏しています。

曲の雰囲気と高音のアコギがミックスされて、より切ない感じが演出されています。

 

演奏のしやすさ、キーの調整以外にも曲のアレンジにカポタストを活用できると弾き語りのレベルが上がります。

慣れてきたら、是非チャレンジしましょう。

 

カポタストの種類

たくさんのカポタスト

ここまで、カポタストの使い方を解説してきました。

本章ではカポタストの種類について解説していきます。

 

カポタストの種類については実はかなり奥が深いので、本記事では概要をサクっとまとめて説明します。

掘り下げた、細かいカポタストの種類解説は下記の記事を参照ください。

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クリップタイプ

ギターヘッドとカポタスト

メリット
  • 握って挟んで簡単に使える
  • ギターヘッドに取付けできる
  • 比較的安い
デメリット
  • 押さえる強さの調節ができない
  • 握力が弱いとやや辛い

最もオーソドックスなカポタストであるクリップタイプ。

洗濯ばさみのように先端を握って、カポタストを開いてギターに取付けるだけで使えます。

弦を押さえる強さが調節できないところが欠点ではありますが、そこまで問題ともなりません。

 

オーソドックスで万能に使えるのでスクリュータイプと並んで人気のカポタストです。

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スクリュータイプ

SHUBB C-1

メリット
  • 力がいらず、取り外しが楽
  • 押さえる強さをネジで調整可能
  • ルックスが良いものが多い
デメリット
  • やや重たいものが多い
  • ギターヘッドに取付けできないものが多い

ワンタッチ取付けが使いやすいスクリュータイプ。

ネジで弦の押さえる強さを調整できることもあり、プロアーティストではスクリュータイプの使用者が多いです。

 

スクリュータイプはギターヘッドに取付けできないものが大半です。

なので、不使用時はポケットにしまうか、どこかにしまっておく必要があります。

ライブだと、マイクスタンドに引っ掛けてる人が多いですね。

カポタストをマイクスタンドに引っ掛ける

また、スクリュータイプは色々あってワンタッチ式のものから、ネジ締めするものまであります。

毎回ネジ締めするタイプは取付け・取り外しがやや面倒ですが、代わりに微調整が効きます。

ソロギタリストは絞め具合を微調整できることから、ネジ締めするタイプを選択している方が多いです。

 

弾き語りの方や、そこまで微調整にこだわらない方にはワンタッチでお手軽に装着できて、人気のSHUBB C-1がおすすめです。

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瞬時に位置移動できるタイプ

グライダーカポ

特殊な用途ですが、瞬時にカポタストの位置を移動できるローリングカポ。通称グライダーカポです。

 

ギターに触れる部分がローラーになっており、回転してカポタストの位置を移動することができます。

ローリングカポ 後方

最近のポップスは最後のサビが半音転調するものが多いので、瞬時に1フレット上に移動させて対応が出来て便利です。

 

クリップタイプでもカポの移動はできますが、ローリングカポに比べるとやや時間がかかるんですよね。

ほんとに瞬時に移動させたい場合に1つ持っておくと便利です。

 

僕もKing Gnuの白日をカバーした時に最後のサビで使ってます。

MEMO
3:50~3:51でカポを移動して転調します

これだけ、一瞬で移動させるには他のタイプでは無理なので、やっぱり便利ですね。

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カポタストに関するあれこれ

最後はカポタストに関して、良く聞かれる疑問を解説していきます。

使用頻度が多い小道具なので、色々と疑問に思うことはあったりするんですよね。

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カポタストを付けるとチューニングが狂う?

チューニングがあった状態のクリップチューナー

カポタストを着脱すると若干ではありますが、チューニングは狂います。

なので、着脱が発生する時はチューニングを合わせたほうが良いです。

機種名123456
G7th-1-2
C-1+1-2-1+1+1
KG6+1+1-2-2+1+2
PC-6+1+1+1
Nash+2+1+2+2+1+1
CP10+1+2
トリガー+1+1+1+1+2+1
TypeR+2+1
NS+1+2
ビクター+1+1

どのカポタストもチューナーの目盛りで1~2程度の狂いです。

 

チューニングするタイミングですが、演奏するときと同じ状態でチューニングするのが望ましいです。

カポを付けて演奏する曲なら取付け後、カポなしで演奏する曲ならカポを取り外し後にチューニングしましょう。

ギターヘッドにカポをつけると音が悪くならないか?

ギターヘッドとカポタスト

色んなカポタストで実験したんですけど、あまり影響なかったです。

クリップチューナーのようにわかりやすくビビったりすることはあまりありません。

 

ただ、激しく弾くと安いプラスチック製のものはビビっと音がします。

なので、そんなに気にすることはないけど、ヘッドに付けないに越したことはないというのが僕の結論です。

 

プロアーティストを見ていても、クリップタイプでもマイクスタンドに引っ掛ける人が多いですしね。

マイクスタンドにクリップチューナーを挟んでる

※マイクスタンドにクリップチューナーを挟んでる

上手い人はカポタストを使わない?

そんなことないです。普通に使います。

初心者だと弾きやすいキーに調整することが多いので、カポの使用率が非常に高いんですよね。

 

対して、上手い人はカポタスト使用が色々ある選択肢の1つでしかないので使用頻度が減るだけの話です。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

カポタストの使い方 まとめ

ノートとコーヒー

  • カポタストは演奏を楽にする目的とキー変更を目的に使われることが多い
  • 中級者以上になると演奏の幅を広げるためにカポタストを利用する
  • スクリュータイプのSHUBB C-1が使いやすくておすすめ

ぎたすけ

へ~、意外と奥が深いんだな。

コードサイトに書かれてるままに使ってるだけだったぞ

たけしゃん

そうだよね。

自分で活用方法とか考えだすと、音楽理論やコードについての理解が深まるよ

カポタストの使い方についての解説でした。

弾き語りをやる人には欠かせないアイテムですが、意外とよく知らずに使っていたりしますよね。

 

カポタストの使い方を研究すると、ギターアレンジに幅が出てきたり、自分の演奏課題に気づけたりします。

 

まずはカポタストを使って、色んな楽曲を演奏してみてマンネリ化してきたころにカポタストの使い方を振り替えってみると良いですよ。

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