ミュージシャンは都内や地方より関東郊外に住むのが最も効率的ではないか

「固定費を抑えて音楽にやれる時間を作ろう」

最近は地方移住に関心が非常に高まっている。

フリーランサーをはじめとした人々が固定費を抑えて暮らしやすい環境を求めているという背景があるからです。

ミュージシャンについても地方移住が話題になっている。

ミュージシャンとフリーランサーって似ているところがある。

というか専業でやっているミュージシャンはフリーランサーだから一緒。

今回のお話は「アルバイトしながらプロミュージシャン目指している人」をテーマに考えます。

都内、地方、関東郊外の3つのメリット・デメリットを書いて比べていきます。

都内に住む

まずは東京都内。

音楽やるなら東京都内ってイメージは未だ根強い。

まあ、確かに環境面で考えると一番音楽をやりやすい環境であるのは間違いないと思う。

その代わりデメリットが多いのも東京。

メリット

東京に住むことのメリットはこんなもん。

東京に住むメリット

  • 音楽関連のコミュニティが多い
  • 生の音楽体験が作りやすい
  • 仕事の給料が全体的に高い

他にもたくさんあるけど、メインどころはこんなとこ。

総括すると基本的に何でもあって便利。

サブカルチャー的なものになるほど、東京の圧倒的人口数が活きてきます。

それでは書いたものを1つずつ、掘り下げていきます。

音楽関連のコミュニティが多い

単純にライブハウスやイベント開催されるお店の数が他のエリアとは段違いです。

例えば、ふらっと行ってステージで歌えるオープンマイク。

オープンマイクに参加しよう

2016.02.27

都内だと、毎日どこかしらで開催されています。

都心に住んでいれば週2~3回くらいは電車で30分以内のところに開催されている店があるんじゃないかなぁ。

地方だと、せいぜい特定店舗で月1~2回あるかどうかくらいでしょう。

他にもSNS経由でオフ会があったり、セッションイベントがあったり。

他のエリアでは考えられないくらい、音楽イベントが豊富に開催されています。

生の音楽体験が作りやすい

前章のコミュニティが多いところに繋がりますが、東京だと生の音楽体験が非常に作りやすいです。

生の音楽体験というと例えば…。

  • プロミュージシャンのライブに行く
  • ライブハウスでライブをする
  • セッションイベントで演奏する

などなど。

最近では類似体験なら、どれもインターネット経由でできてしまうことです。

しかし、実際に生で体験すると全然違ったりします。

特にプロミュージシャンのライブを見るのは自宅のPCで見るのと、会場行くのでは相当違います。

東京だと海外アーティストの公演もあったり、マイナーなアーティストのライブが小さなライブハウスで行われたり…と生の体験をしやすいです。

人が多いならではの醍醐味と言えます。

仕事の給料が高い

東京は給料が全体的に高いです。

東京の最低時給は958円(平成29年10月1日)。

全国平均が848円なので110円の差があります。

月額(160時間)だと17,600円差だから結構大きいですよねぇ。

デメリット

続いて、デメリット。

東京に住むデメリット

  • 家賃など固定費が高い
  • 人が多すぎて生活しづらい

デメリットは意外と少ない。

少ないけど、挙げた2点が致命的なデメリットともいえる。

家賃など固定費が高い

都内はとにかく固定費が高い。

探せば安い物件も見つかります。

しかし、都内で言う安い物件相当の家賃を地方で払えば相応の良物件に住めてしまう。

都内で風呂付、トイレ付の一般的な1Kに住むと不便なエリアで6万円前後。

人気のエリアだと8万円くらいはしてしまう。

人が多すぎて生活しづらい

満員電車をはじめ、地方に住んでいるより疲れることがとにかく多い。

僕が地方出身だから、そう感じるのかもしれない。

通勤とか本当びっくりするくらい苦痛。

飲食店や買い物でも、とにかく並ぶ。

地方だと並ぶこととか、ほとんどない。

こういった待ち時間も積み重ねると年間で数時間以上は地方在住時よりかかっているのではないか。

人が多いことで便利なことも多い反面、疲れたり、不便だったりするところも多い。

地方

続いては地方。

地方といってもピンキリありますが、僕の経験談が話せるところで書きます。

具体的には地方都市でターミナル駅にいけば、何でも一通りある。

でも、電車が通っていないので車がないとバス移動で結構不便ってレベル。

メリット

基本的には都会のデメリット部分が解消されていて、メリット部分がない。

ってことでただ逆になっただけな印象。

ネットの発展で最近はネット上でかなり解消されることが多くなった。

地方に住むメリット

  • 家賃など固定費が安い
  • 生活環境が良い
  • ネットで大抵は解決するので意外と不便ではない

こんなところ。

やっぱり、固定費が安いってのが一番大きい。

それでは一つずつ掘り下げていきます。

家賃など固定費が安い

何といっても地方のメリットは固定費が安いこと。

ちなみに僕が住んでいた地域だと1R・1Kの平均家賃は4万円。

都内に安いところに住むより2万円くらいは相場が安い。

しかも、4万円払えばそこそこの広さで駅からの距離など条件も結構良い。

何せ、田舎だとそもそも不便な所には賃貸住宅自体がないですからね。

大半は物件がターミナル駅付近に集中しているから同じ平均家賃といっても前提条件が違います。

生活環境が良い

地方は自然が多いし、人も少ないので暮らしやすいです。

お店に行っても混んでいないし、電車やバスも基本は座れます。

ほんと、東京に住んでから気づく地方の暮らしやすさ。

車があれば、本当に暮らしやすいですが車の維持費って結構かかるから考えものですね。

ちなみに東京と比べて渋滞が全然ないので車の使いやすさが格段に違います。

ネットで大抵は解決するので意外と不便ではない

ここ10年くらいで一番変わったところ。

AmazonやZOZOTOWNなど、通販の機能が物凄い勢いで発展しているので地方で買い物に困るってことがなくなりました。

そして、番組や音楽といったものも配信サービスが発達してきたので都心と地方で差がなくなりました。

実際に自分が東京で買い物しているところを思い出しても、別に地方でもやれると感じることが多い。

そして、次の5年で更に発展して都内と地方でできることの差がなくなるのは間違いないです。

デメリット

地方に住むデメリット

  • ライブなど生の体験はしにくい
  • オーディションやイベントなどは基本は東京

こんなとこ。

自分でライブするにもライブを見るにも地方だとライブハウス自体が少ないので、生活圏内での完結は厳しいです。

また、オーディションやイベントなども基本は東京。

地方の強みは固定費が安く抑えられるところですが、月2回とか地方から東京に遠征していると抑えられた固定費を旅費が超えてしまったりする。

この辺のバランスが難しいところです。

高速バス使ったり、ネカフェ泊まったりと抑えられる方法はあるものの、イベント前の体調管理を考えると新幹線使ってホテルに泊まりたいところですよね。

そうすると、1回遠征すると3~4万円くらいかかっちゃう。

家賃差は2万円くらいだから東京に住んだほうが安いねって話になる。

住む場所が地方か東京の二択だと、どのくらいの頻度で東京に行かないといけない用事があるかによります。

関東郊外

最後にタイトルでも推している関東郊外。

エリア的には山梨、神奈川、埼玉、千葉あたりです。

どのエリアも新宿や池袋といったターミナル駅から2時間くらいのところまで離れれば地方と大してコストが変わりません。

逆に八王子や大宮なども関東郊外っていう人もいますが、今回の話で言うとそのエリアは都心なので該当しません。

都内に住むか関東郊外がいいのかって話は都内にどれくらい行くことがあるのかにもよります。

千葉、神奈川あたりが予算と距離に応じて、選択肢が広くて良いですね。

メリット

関東郊外に住むメリット

  • 日帰りで都内に出れる
  • 家賃など固定費が地方に近い

簡単に言うと都内と地方の中間。

ライブやイベントで月に何度か都内に行っても日帰りできるので、旅費は大してかからない。

そして、家賃など固定費はそこそこ離れれば地方に近い。

千葉でいうと、都心は1R・1Kの家賃相場は6万と高め。

銚子市とかだと3万後半と地方都市と同等以下の家賃相場。

場所にも寄りますが、都内まで2時間半くらいかかるみたいです。

通勤だときついけど月数回行くくらいなら耐えられる範囲。別料金の特急とか使えば短くもなるし。

都内と地方都市のちょうど折衷案って感じで非常に良いです。

デメリット

関東郊外に住むデメリット

  • 仕事が近くで見つからない
  • 住む部屋の選択肢が少ない

こんなところでしょうか。

仕事にしろ、住宅にしろ地方都市より選択肢がないんですよねぇ。

関東郊外って都会のようにみえて、実は地方都市よりも田舎だったりします。

栄えている度で言うと…都内>地方都市>関東郊外>地方郊外って順番。

だから、家賃が安いってのはありますが…。

近くで見つかる仕事ってコンビニ店員とかアルバイトくらいだったり。

結局、長い通勤距離をかけて都心まで出ていく…なんてことになる可能性は結構高い。

現に首都圏で働いていると通勤距離が2時間とかの人がザラにいますからね。

リモートワーカー的な働き方ができるスキルを持っていないと、関東郊外に住むメリットを活かしにくいところがあります。

まとめ

  • 都内は生の体験がしやすいが固定費が高い
  • 地方都市は固定費が安いけど生の体験ができない
  • 関東郊外は都内と地方都市の折衷案で行動力次第で可能性が広がる

こんな感じ。

関東郊外は固定費もそこそこ安く、行動力さえあれば都内の音楽イベントに積極的に参加もできる。

都内と地方都市の良いとこ取りしたような状態にもなれる可能性を秘めている。

今のところの課題として、近くに仕事がないって部分がネック。

といっても、最近だとブロガーさんやリモートワーカーの方々はその問題も解決しているわけで関東郊外に住んでいる人が多いです。

やはり、場所を問わずに働ける環境を作れている人は強いんですよね。

仕事という足かせがないので住む場所だったり、生活スタイルを自由に作れるのは大きい。

「リモートワーカーになって関東郊外に住む」

これがミュージシャンの一番やりやすい生活スタイルと感じます。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。