弾き語りすとに必要なPCのスペックとは。そもそもPCは必要なのか?

たけしゃん(@_tkshan)です。

最近はスマートフォン、タブレットが高機能化してPCの存在価値が徐々に薄れてきています。

しかし、音楽制作するにはやっぱりPCが必要となる部分も多い。

DTMerからするとPCは必須のツールになります。しかし、弾き語りすとだと果たしてどうなのか。

ミュージシャンはお金がないし、お金もかかるので可能な限り出費は減らしたいところ…。

弾き語りすとの使用用途を考え、必要なPCのスペック…そもそもPCが必要なのか?から考えます。

1. 活動の種類

弾き語りすと…といっても、どんな活動をするのか。どのようなツールに乗せて音楽を届けるのか?でずいぶんと話が変わってきます。

まずは現状でよく出てくる音楽活動と必要なツールを整理してみましょう。

1-1. ライブハウス・路上ライブ

まずはオーソドックスなところでライブハウスでライブする。路上ライブをするといったライブ活動。

昔からある手法で今も何やかんやでミュージシャンがリスナーに音楽を届けるのに王道手段として用いられます。

スマホ タブレット PC
ライブ  –
作曲
編曲
配信
nana

まずはライブから。
ギター弾き語りのライブにおいてはあんまり関係ない。

何かしらBGM流す場合はなんでもいい。

バンドとかでエレキギターのエフェクターをPCでやるとか、岡崎体育さんのようにBGMやら特殊な音やら出す…って場合はPCがあったほうがいい。

あんまり、ギター弾き語りで必要となることはない。

1-2. 作曲

続いて作曲。曲を作る時の話。

スマホ タブレット PC
ライブ  –
作曲
編曲
配信
nana

作曲についていえばPCでDAWソフト使って製作するのが最も万能といえる。

別にアコギ一本で作曲することはできる。その気になれば鼻歌だけでもできるのが作曲。

といっても、作曲手法はいろいろあるし、リズムから作ったりなど、アプローチの仕方も色々あったほうがよい。

現在ではスマホ用のオーディオインターフェースもあり、DAWソフトも出ているので相当PCとの差は縮まっている。

といっても、やはり万能なのはPC。操作性もすぐれているし、色んな音源繋いで鳴らすことができるのでアプローチする手法が多い。

よって、スマホとタブレットは十分作曲できる機能を持っているがPCの万能性には勝てないので「△」。

まあ、アコギ弾き語りのシンガーソングライターなら大半はスマホかタブレットで用が足りる。

職業作家などの道も考えるなら作曲だけ考えても多方面からのアプローチはできなきゃいけないし、編曲(アレンジ)などのスキルも求められるのでPCを買ったほうがよい。

1-3. 編曲

続いて編曲。

スマホ タブレット PC
ライブ  –
作曲
編曲
配信
nana

そもそも、編曲と一言でいってもレベルの幅が物凄く大きい領域。
簡単なところから行くとメロディーにコードつけるのも編曲にはなるだろうし、オーケストラを作るのも編曲。

だから、コード付けする部分だけで言えばスマホで十分。むしろ、スマホもいらない。

ここで「△」「〇」としているのは編曲というよりはDTMって言葉を指していると思ってもらえるとよいかなと。

んで、そう考えると作曲の時とほぼ同じ説明にはなる。

スマホ、タブレットでもある程度の環境は作れる。ただ、DTMをガッツリやるとなるとプラグインソフトの容量も半端ないし、定番ソフト、機種はAndroidやiOSに対応していないものが多い。

作業効率上げるためにディスプレイ2つにしている人も多い。
要はDTMやるとスキルや完成度に合わせて環境にも高い自由度や拡張性が求められるので、まだスマホやタブレットはきついなぁって感じがする。

こちらも、簡単なデモ作りだけやって、その後の編曲作業などは外部の方に委託するって割り切るならスマホやタブレットでも十分。

シンガーソングライターだと、ただでさえ必要なスキルが多いから割り切ったほうがよい場合が多い。

1-4. 配信

ライブ配信のことです。ツイキャス・ニコ生、LINE LIVEなど。

スマホ タブレット PC
ライブ  –
作曲
編曲
配信
nana

この分野が一番、「〇」と「△」の考え方が難しかった。…ので説明をいっぱいします。

まず、ライブ配信する時に音が作り込めて聴きやすい環境を構築しやすいのは間違いなく「PC」。

ニコ生で言うところのステミキとかもやりやすいし、「リバーブ」「コンプレッサー」「EQ」といったエフェクトで音を整えるのが楽。

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2017.07.29

だから、そういった意味ではPCが「〇」でスマホ・タブレットが「△」なのです。

だけど、最近は動画配信アプリというものが主流になっており、PCだと配信できないアプリがあるのです。だからPCは「△」としました。

タブレットも同様に配信できないケースがあるので「△」。スマホはもちろん対応しているので「〇」。

配信アプリ自体はスマホ単体で配信することが基本に設計されています。エフェクトもついていたりもする。

だから、配信については基本はスマホでやるものと感じます。

ちなみに僕はPCで作った音をスマホのオーディオインターフェースに送ってます。手持ちの機材で考えたら、これが一番楽って結論になった。

1-5. nana

最後はnana。たぶん、活用している人が多いので配信と別枠で用意しました。

スマホ タブレット PC
ライブ  –
作曲
編曲
配信
nana

実は少し前までタブレット、PCは「×」でした。使えなかったので。

2017年の9/13から「PCからのWavファイル投稿」が可能となったのでPCからも使えるようになりました。

この機能実装でnanaはますます盛り上がるでしょうね。これまでスマホのみだったことで参入しなかったやり込んでいるDTMerが参入してニコニコ動画の歌ってみた以上に広がる気がします。

といっても、基本機能はスマホアプリなのでスマホでやるためのものになっています。よって、タブレット・PCは「△」。同じ「△」でもPCのほうが相性は上です。

これも、ギター弾き語りで「歌」と「アコギ」を録音するだけならスマホに少し良いオーディオインターフェース買えば十分っちゃ十分。

作り込みたい人はPCを…って感じ。

2. PCの必要性について

それでは状況別に比べたところでPCに必要性について考えます。

前章の表を見てみても、現状はまだまだPCに頼るところが多い感じはしますが、もうちょっと活動方針別に掘り下げて考えます。

2-1. やることを限定化する人

自分は歌、ギター、作曲作詞だけ追及して細かい編曲であったり編集(Mix、マスタリング)は手を出さずに他の方へ頼むって場合。

プロ目指す人は時間がないので、よほどの才能人以外はこちらの方針が良いです。
特にプロを目指した本格的な活動開始が遅い人はこの方針にするべき。

大学卒業後にプロミュージシャン目指すのは遅いと自覚することが超大事

2017.08.16

そして、この方針で行く場合については特段、PCはなくてもよいです。

簡単なデモを作成するくらいはスマホ用オーディオインターフェース買えばスマホかタブレットでできるし、配信やnanaについてはPCなくても可能ですからね。

もし、PCにお金を割けるくらいに財政に余裕があれば、ドスパラなどで4~5万くらいのPCを買うとよいでしょう。

ノートかデスクは音楽以外の用途の有無と合わせて持ち歩くかを検討して決めれば良いでしょう。

音楽だけで考えると、本章の方は基本はスマホだろうからデスクトップで良いかと思います。

2-2. 一通りは理解しようって人

歌、ギター、作曲作詞を中心にやるけどDTMなどについても一通り勉強して理解しようって場合。ちなみに僕もこっち。

音楽的に深みを目指すなら、こちらがよいです。
時間はかかりますが、音楽のスキルは掛け算なので「浅く広く」が割と強いです。専門的なところは外注するなどしながらも、勉強しておくことが望ましいです。

プロ目指す人にオススメしないのは時間がかかるということです。
結局、プロのシンガーソングライターもみなさん一通りは理解している人が大半ですが、20代前半でプロになってそれら幅広く勉強するって人が多い印象です。

本格的にDTMを始めたのはプロになってから…ってインタビューで答える方をよく見ますしね。秦基博さんとか正にそのパターンですが。

一通り理解しようって方はPC持っていたほうが絶対良いです。

持つPCのスペックですが、ここは割と人によります。大は小を兼ねるので高スペックであるに越したことはありません。

ただ、そんなに使わないんですよね。2017年9月現在で言えばCPUは「intel i5」くらいあればよいし、メモリも「4GB」もあれば大丈夫じゃないかと。

ドスパラとかでPC本体(ディスプレイなし)モデルで5~6万円くらいのやつが該当するかな。MacだとMac mini(税別 68,800円)あたりが最有力候補かな。

DAWも最上位モデルでなくて真ん中か一番下のモデルで良いです。それでも持て余すレベルなはずです。

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もちろん、DTMをガッツリやるぞ!って人はもっと高スペックのPCを買ったほうがよいです。DAWも最上位か真ん中のグレードを買うとよいでしょう。

DAWについては割と真ん中のグレードにして、その分のお金をサードパーティ製音源に割いたほうが効率的だったりするんですよね。PC選びより難しかったりする。

2-3. 職業作家なども考えている人

シンガーソングライターから作曲コンペなどに参加して、いわゆる「職業作家」なども考える場合です。

この場合は迷わず、PC買うべき。しかもスペックも結構高いの買ったほうがよい。

こちらも2017年9月現在の話だとCPUは「intel i5かi7」、メモリは「8GB」以上のモデルにしとくと間違いない。

CPUはi5の上位クラスなら問題ないかと思いますが、i7にしといたほうが良いです。DTMガッツリやる場合はとにかくCPUとメモリのスペックが必要なので…。

ちなみにドスパラなどのBTOパソコン(自分で構成選べるタイプ)の場合は上記のようなハイスペックPCは大抵がゲーム用に構成が作られてます。

だから、グラフィックボードとかも良いのが載ってますが音楽やるだけなら不要。外せば、それだけで価格が数万下がる場合があります。

ただし、高グラフィックのゲームやったり、高度な動画編集・イラストレーターなどを使うなら合ったほうが良いかな。その辺は音楽以外の用途も考えて決めましょう。

DAWは前章と同じで最上位か真ん中のモデルが良いでしょう。予算がある程度あれば最上位買って、サードパーティ製音源少し買って…でいいかと。

予算の関係で最上位モデル買うと他何も買えないなら、真ん中のモデルにして代わりに「Komplete」あたり買ったほうが良いです。

職業作家まで考えている人はスマホ・タブレットで完結させるのは現状じゃ到底無理。

といっても、モバイル音楽制作用にPCをメインとしてサブでタブレット持っている人は多いかな。

僕もそうですが、スタジオにPC持ってくの辛いですからね。タブレットはその点は物凄く有能。

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3. まとめ

  • 弾き語り活動についてはスマホで完結することも十分可能
  • DTMなどで深みを目指すと現状はPCに頼る必要がある
  • シンガーソングライターから職業作家って路線も考える人は迷わずPC買ったほうが良い

こんなところ。
個人的にはPCに頼っているので、しばらくはスマホ・タブレットで完結はできないなぁと感じます。

ただ、今後はもっと発達してPCが不要になる時代がそう遠くないように思えるので少しずつシフトしていくべきかなぁとも思っています。

また、PCの買い方ですが少し高めのスペック買っといたほうが買い替えの頻度が下がるのでコスパが良いです。

DAWの発達速度って中々なもんで、Verが上がる度にシステム要件が跳ね上がり、スペック低いPCだと数年で買い替えなきゃいけなくなります。

またまた僕の例ですが7年くらい前に買ったPCを未だに使っていますが、まだしばらくはいけそうです。これも、7年前にハイスペックPC買ったからです。

CPUが「Intel i7」、メモリ「3GB」のPCを買ったのですがメモリは3GBじゃ足りずに2年前くらいに買い足しました。
CPUは買い足すってわけにいかないので割と高めなやつ買っといてよかったと感じます。

この記事書いても感じるけど本当に時代が進むの早い。
この記事も数年後には全然違う内容に書き直さなきゃいけなくなるだろうなぁ。

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ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。