「上手さより伝わる音楽を目指してます」って言う意味がわからない

たけしゃん(@_tkshan)です。

本日は珍しくボーカルのお話。お話ってか僕の勝手な持論を書きなぐるのでコラムです。

今回のお題も歌を歌っていると聞き飽きるくらい聞く言葉。

「上手いけど、よくない」

これ聴き手の人がよく言ってる言葉。本当にわかる。いっぱいいる。

んで、歌い手の方からよく聞く言葉。

「上手さより伝わる音楽を目指してます」とか「僕は上手くないけど伝わる音楽を目指しているんで」

これ、意味わからない。
いや、正確にはいたいことはわかるが言う意味がわからない」である。

今日は意味が分からないと僕が言っている意味を述べていきます。

これ、言ってる歌い手の人は読んでほしい。でも、叩かないでほしい(笑)

1. 「上手さ」と「伝える」の関係性

まず、僕の考える「上手さ」「伝える」について。

先日の固定費削減の記事でも「手段を目的化しない」ことの重要性ってのを書いた。

固定費削減は手段であって目的ではない

2017.08.08

基本的な考え方は一緒です。手段と目的をちゃんとわけて考えるのが僕の考え方。

1-1. 伝える

歌を通して感情を伝える。
もしくは相手が歌を聴くことで自身の思い出に立ち返ったり、何かしら心を動かされるような状態になる。

これはゴール(目的)と考えています。

みんなだって、歌を通して心を動かされる、心が伝わるようなアーティストのファンでしょ。

僕もそうです。

だから、「伝える」ってのは最終目標。ゴールです。

1-2. 上手さ

ピッチを正確にする、抑揚をつける、自然と体が動くようなリズムを出す。などなど。

歌の技術を高めていくことが、いわゆる「上手さ」ってやつと考えます。

そうすると、「上手さ」とは「伝える」という最終的な目的を達成するための手段なのです。

相手の心を動かすような、心を伝えるような歌を歌うための手段が「上手さ(テクニック)」です。

2. 「伝える」ために「上手さ」は存在する

僕は歌を通して何かを伝えるために「上手さ」ってもんは存在すると考えています。

そうすると何故、上手いけどよくないって人が現れるのかがわかりやすく見えてきます。

2-1. 「上手さ」を目的化しちゃいけない

「上手さ」は手段です。
でも、「上手くなること」が目的となっている人は物凄くいっぱいいます。

そうなると、当たり前ですが「上手けりゃいいってわけじゃないよね」という話になってきます。

ただ、趣味でやる場合は全然いいと思いますよ。上手くなることが目的で。
僕が良く言うことですが、趣味でやる場合は目的は「楽しむ」にするべきなので、「上手さ」や「伝える」なんて深く考えるこたぁないです。面白くなくなります。

そんで、話を戻してメジャーにしろ、インディーズにしろ、フリーにしろ音楽で何かしら収益を上げたいと思っている人は上手さを目的化して追い求めてもお金になりません。

音楽においては人は心を動かされるものにお金を払うのです。
つまり、良い音楽ってのは技術が凄いものではなく心が動かされる音楽です。

「上手さ」を使って、どう「伝える」か?が大事です。だから難しいんだよな、音楽って。

2-2. 上手くないけど伝わる音楽も目的は一緒

上手くないけど伝わる人って大抵は綺麗に歌っていない人が挙げられます。プロでもたくさんいます。

ただ、ちゃんと聞いてもらえばわかるけど「ピッチ」や「リズム」とかは凄く正確なんですよ。あえて崩したりすることはあるものの、アマチュアのように全体的にヨレヨレなんて人はいません。

要は上手くないけど伝わる人って基本はしっかりできているんですよ。

後は歌い方の問題で、それはその人がどうすれば伝わるか一生懸命考えた結果の結論がそういったスタイルってだけ。

努力する方向性が一般的な「上手さ」って見解と異なるだけで俗に言う上手い歌手と同じかそれ以上の努力をしているのです。

結局、一般的に上手かろうが上手くなかろうが歌で人に何かを伝えるってのは難しい。

モテるのが必ずしもイケメンだけとは限らないってのと一緒。

3. 上手くないけど伝わる音楽は目指すもんじゃなくて結果

歌を通して伝えたいって目的を達成するために試行錯誤して辿り着く1つの結果が「上手くないけど伝わる音楽」ってやつ。

「上手くもない」、「伝わりもしない」うちから「上手さより伝わる音楽を目指してます」って言うのは選択肢を狭めるだけと思うわけです。

もしくは現状上手くないことを弁解するための言い訳にしか聞こえない。
別に上手くなくても伝わってれば、魅力に惹かれて人が集まるから、一々そんなこと言う必要はなくなります。

特にこのフレーズ聞くシチュエーションって大体は歌の上手い人がいて、その人含めたグループで話してる時なんですよね。うーん、それは負け惜しみにしか聞こえないぞと思って聞いてます。

現に僕の経験上、歌が上手くなくても「光るもの」を持ってる人が、このセリフを言っているのを聞いたことがありません。

その人はきっと理屈じゃなくても肌で手さ」は手段で「伝える」が目的ってわかっているんじゃないかなと勝手に思ってます。

正直なところ、プロ目指して切磋琢磨してる人はそんなもんだと思うんですよね。相手の心に響く歌を歌えれば上手いかどうかなんてどうでもいい。

本当に極論言えば「伝わりゃ、上手いんだよ。伝わんないやつは下手なんだよ」ってレベルの認識ですよ。

だから、「上手さより伝わる音楽を目指してます」なんて言い訳がましく、一々言うことないよ。別に上手さなんて、プロ目指してる人にとっては1つの手段に過ぎないんだから。

4. 終わりに

今日は日頃思っていることを好き勝手書きました(笑)

タイトルは「上手さより伝わる音楽を目指してます」って言う意味がわからないなんですが、読んだ方はわかる通り言う意味わかってますよ。

言い訳でしょ?って。

「んなこと、見苦しいだけだから、言ってもしょうがねーよ」っていうことを書きたくて、この記事書きました(笑)

逆に上手くても良くなかったりするから、本当に難しいんだよな。音楽って。

音楽は奥の奥まで辿り着いたら行き止まりってパターン、本当にたくさんある。

これ以上、何を頑張ったらよくなるんだろう?って思うことも多い。

あぁ、音楽とは果てしない迷宮のようなものである。おわり。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。