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アコースティックギターのフレットを解説。すり合わせ・フレット交換の選択やタイミングを説明する

ぎたすけ

最近、3弦の開放弦がビビるんだよなぁ~

たけしゃん

フレットが原因かもね。すり合わせしたら直るかも
この記事でわかること
  • アコギのフレットについて
  • フレット修理の種類
  • フレットのすり合わせと交換のタイミングと見極め

アコースティックギターのフレット

たけしゃん

色んな音程を出すために欠かせないフレット。このパーツは消耗品なのです

ギターのネック部分に打ち込まれた棒状の金属がフレット。

1フレット、2フレットなどポジションの名称にもなっています。

 

このフレット部分が与える音質への影響は大きいです。

人によってはフレットだけ、自身の気に入ったものに打ち換える人もいるくらいです。

 

主にアコースティックギターで使われるフレットの材質は以下の通り。

フレットの材質

  1. ニッケル
  2. ステンレス

ニッケル

一般的に使用されるフレットの材質。

加工がしやすく、見た目も綺麗。

多くのギターメーカーが標準でニッケルのフレットを使用しています。

 

金属より微妙に柔らかいため、使用していると徐々にすり減って凹んできます。

ステンレス

ハイエンドのエレキギターで使用されることがあるのが、ステンレス。

特注品以外で初めからステンレスフレットのアコースティックギターは見たことがありません。

 

素材固いため、音も固め。

ニッケルより、サスティーンは伸びる傾向にあります。

 

金属より固いのですり減らず、半永久的に使えるのが推し。

…といっても、ニッケルより持ちが良いというレベルで消耗して、凹むようです。

フレットの消耗と修理について

たけしゃん

フレットの消耗はアコギを弾いていると一度は経験することです。慌てず対処しましょう

フレットは消耗品なので、演奏すればするほど擦り減っていきます。

特にアコギだとローコードを弾く機会が多いため、1~3フレットあたりが集中的に消耗していきます。

 

フレットが消耗し、凹むと音がビビり始めます。

特定のフレットを押弦した時に音がビビる場合はフレットが原因であることが多いです。

 

演奏に支障が出た場合の修理方法は下記の2種類。

  1. すり合わせ
  2. フレット交換

ただし、音がビビる原因がフレットばかりか?というとそんなこともなく。

ネックが反っているケースも多いため、原因特定はプロにお願いするのが良いでしょう。

すり合わせ

全てのフレットの山が均一になるように削って整える作業です。

フレット山の残量が新品当時の半分以上残っていれば、すり合わせによる調整となります。

 

逆にフレット山の消耗が激しければ、すり合わせで対応できずフレット交換となります。

フレット交換

すり合わせで対応できない状況だとフレット交換となります。

 

フレット交換には全交換と部分交換があります。

シンガーソングライターだとローコードを多用することが多く、低フレットだけ極端に減っているケースがあります。

 

この場合は低フレット(1~5フレットあたり)だけの部分交換となります。

もちろん、部分交換の方が低予算・短納期で対応できます。

 

フレット交換時はフレットを選択出来たりするので、自身のプレイスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。

よくあるフレットをご紹介すると…。

  • ギブソン製…丸みがあって、運指がしやすく万能
  • フェンダー製…少し尖っており、シャープで立ち上がりが早い音質
  • ダンロップ製…高さがあって、チョーキングが楽。サスティーンも伸びる

お店にお任せると、メーカーさんに近い性質のフレットを選択してくれることが多いです。

すり合わせかフレット交換か?

結構悩むのが、「すり合わせで済ます」か「フレット交換する」かについてです。

 

僕の経験からいくと、新品のギターを買った後の流れは大体こんな感じ。

  1. 5年目…1回目のフレットすり合わせ
  2. 8年目…2回目のフレットすり合わせ
  3. 10年目…フレット交換
MEMO
フレット交換の頻度はかなり個人差があります

上記の感じで買ってしばらくは問題ないけど、すり合わせし始めると次に問題が出るまで2~3年くらいのケースが多いです。

 

なので②の2回目のフレットすり合わせ時点でフレット交換するか悩むのです。

 

ただ、フレット交換は工賃で3~5万円くらいかかります。

ギターを買い替えするかも悩むポイントになります。

初回ならすり合わせ

まだ、すり合わせをしていないフレットであればすり合わせが有効です。

 

この時点ではフレット山も余裕があるケースが多く、すり合わせで十分対応できます。

すり合わせだけなら、1~2万円くらいで済みます。

2回目なら買い替えも検討して点検すべし

すり合わせ2回目の場合は慎重に検討しましょう。

このくらい使い込んでいると、フレット以外にも異常が出るケースが多いです。

 

ちゃんと、ギター全体を点検・メンテナンスしてもらうのが良いでしょう。

 

また、フレット山の残り具合にもよりますが、すり合わせするかは職人さんと相談しましょう。

山の残りが少ないと、すり合わせしたところで弦高が高くなるなど演奏し辛いです。

 

山の残りが少ないなら、思い切ってフレット交換したほうが良いでしょう。

また、10万円未満のギターなら、よほどの愛着がない限りはフレット交換より買い替えを検討しましょう。

参考記事

脱初心者!2本目に良いギターを買う際のポイントとおすすめギターを解説

フレット交換による音の変化

楽器屋の店員さんからは「フレット交換すると音が全然違うから買い替えたほうが良い!」と言われます。

MEMO
僕の御茶ノ水での経験談です(笑)

ですが、僕は2本のギターでフレット交換しましたが音質変化はほとんどありませんでした。

 

むしろ、変化というとサスティーンの伸びが凄く良くなったくらい。

プラスの要素しか感じませんでした。

 

あくまで僕の事例ですが、愛着があるギターなら音質変化を恐れずにフレット交換すべきです。

フレット調整時には弦高調整も依頼すべし

フレットのすり合わせ、フレット交換時には好みの弦高への調整も併せて依頼しましょう。

弦高は音質やプレイスタイルに大きく影響します。

 

ザックリ言うと…。

  • 低め…テクニカルプレイ向き
  • 標準…ストローク・アルペジオ共に万能
  • 高め…力強いストロークプレイ向き

…とこんな感じ。

もっと具体的な影響やアーティストの事例は下記の記事を参照してほしい。

参考記事

アコースティックギターの弦高調整でおすすめの適正値と適したプレイスタイルを解説

アコースティックギターの弦高調整でおすすめの適正値と適したプレイスタイルを解説

フレットの減りを認識できると便利

ギターを見た時にフレットが減っているかどうか?を判断できると非常に便利です。

というのも、中古ギターを買う時に失敗しやすいのはフレットの減りだからです。

 

相場より安い中古ギターに手を出した結果、フレットが消耗しており、購入後すぐにフレット交換…。

というパターンは少なくありません。

 

サドルやナットよりもフレット交換は高額なため、中古ギターに手を出すなら自身で判断できるようにしておきたいポイントです。

参考記事

アコギを買うなら中古?新品? それぞれの特徴・注意点を解説

アコギを買うなら中古?新品? それぞれの特徴・注意点を解説

まとめ

  • フレットが消耗したら「すり合わせ」か「フレット交換」のどちらかで修理する
  • すり合わせ2回目をするなら、ギターの買い替えも考えよう
  • フレット調整時には、好みの弦高に調整をお願いしよう

ぎたすけ

フレットって大事なんだなぁ。あまり気にしたことなかったよ

たけしゃん

高音の詰まりとかも実はフレットが原因なこと多いからね。重要なパーツだよ

ギターのフレットについての解説記事でした!

弾き込んでいると、フレットを修理する機会は結構多いです。

 

そして、フレット修理をするタイミングがギターの買い替えタイミングだったりもします。

 

基本的な知識をしっかりと身に着けて、いざという時に落ち着いて判断できるようにしましょう!