シンガーソングライターは器用貧乏ではいけないのか?

たけしゃん(@_tkshan)です。

僕はThe 器用貧乏シンガーソングライター。
ピアノも弾けるし、ギターも弾けるし、歌も歌えて、曲も書ける。DTMだってそこそこできる。

けど、突き抜けてるものがないっす。
シンガーソングライターだと、こういった人は結構いるのではなかろうか。

ただ、音楽において器用貧乏って悪くはないんですよね。特に今ってシンガーソングライターにさえ自身で制作が完結できる能力を求められますからね。

そうすると、1点だけ突き抜けていたって厳しいことが多い。でも、1点だけでも突き抜けてる人って本当に特別な存在に見える。

そうやって色んな人を見ていると、広く浅く手を出してみようか、器用貧乏にならないように自分の専門分野だけ攻めようか悩む人って多いと思うんですよね。今日はいくつかの視点でいいとこ、悪いとこを語ります。

1. シンガーソングライターは色んなスキルが必要

シンガーソングライターって文字通り、曲書いて自分で歌う人。つまりは音楽制作と歌唱の両方をやる人なんですよね。

しかも、一般的な認識では楽器弾いているイメージですよね。
そら、絢香や平井堅といった、いわゆるシンガーよりのシンガーソングライターもいますけどね。

まずはパッと思いつく必要なスキルを洗い出してみましょう。

1-1. 必須スキル

  • 作曲スキル
  • 作詞スキル
  • 歌唱スキル

まあ、作曲・作詞は片方でもいい気がしますが両方持ち合わせている人がシンガーソングライターのデフォルトです。

歌唱スキルはもちろん必要。ないとシンガーじゃなくなっちゃう。

シンガーだけって人もソングライターだけって人も結構いるので、そう考えると全て持ち合わせるのは結構な難易度なんだよなぁ。

人に見られることを意識して全てのスキルで及第点を目指すとなると、中々厳しいもんですよね。

1-2. 推奨スキル

  • 楽器演奏スキル
  • 編曲スキル(DTMなど)
  • ミックス・マスタリングスキル

続いて推奨スキル。シンガーソングライターなら持っていると好ましいスキルです。

楽器演奏スキルは結構求められる。シンガーソングライターってギターかピアノ弾いている人が大半です。そして一般的にも楽器弾いているってイメージがついています。
この時点でハードルがグーンと上がるんですよね。歌と楽器両方上手い人って中々いないですからね。

そして、そこから更にグーンとハードルを上げるのが編曲能力。
これもピンからキリまでありますが、一般の方々が不快感なく聞けるレベルのスキルとなると相当なハイレベルです。

編曲能力は本当に奥が深すぎるんですよね。これだけで「アレンジ」ってジャンルが1つできちゃうわけですからね。

そして次のミックス・マスタリングスキルも編曲能力と同様です。一般の方々が不快感なく聞けるレベルって相当なハイレベルです。

1-3. 器用貧乏は悪いのか?

大体、察しがつくと思いますがシンガーソングライターって基本的に中途半端な存在なんです。

作詞・作曲にしても専門家ほどのバリエーションや工夫はできないし、編曲やミックス・マスタリングも同様です。

楽器演奏だって楽器演奏だけやっている人にはとても敵わないわけです。

せいぜい、歌ぐらい。歌はシンガーソングライターとシンガーで比べてシンガーが優位ってことはあんまりないですからね。

そんな中途半端な存在なんですが、単純に器用貧乏が悪いと言い切れないのは音楽スキルって基本的に足し算ではなく掛け算であることなんですよね。

例えば、ギタリストがピアノを覚えると例外なくギターも上手くなるんですよ。
ボーカルが楽器を覚えると、アンサンブルにおけるボーカルってもんを考えだすから歌も絶対上手くなるのです。

こんな感じで、音楽においては浅く広く手を出すってのは悪い事ではないのです。
ただ、目的や目指す方向性によって浅く広くいくのか深く狭くいくのか、ちゃんと考えることが大事。

時間って本当に限りがありますからね。
それでは次章で、目指す方向性別の考え方を解説していきましょう。

2. 方向性別のスキルの身に着け方

それでは方向性別のスキルの身に着け方です。
自身の音楽活動をどうしたいのかによって最適な方法を考えます。

2-1. メジャーデビューしたい人

まずはメジャーデビューしたい人から。

メジャーデビューしたい人は一点集中型で身に着けるスキルを絞ったほうがよいです。

理由はとにかく時間がないことです。
メジャーデビューする年齢はスガシカオさんのように30歳近くの人もいますが、基本的には20代半ばくらいがリミット。

20代後半でデビューする人は大半がメジャーにいかなくても食べられるくらいの実績があるか、20代前半か半ばくらいからメジャーレーベルと何かしらで関りがある人です。

メジャーにいくためには20代前半にはプロとしてやっていけるだけのクオリティと可能性が求められます。

米津玄師さんみたいに18歳で何もかも凄い人もいるので、そうなれる自信があれば目指してもいいでしょうが、あの人はプロの中でも才能が突出している人なので目指すのは厳しいでしょう。

なので、磨くスキルを絞って絞ったスキルをとにかく磨きましょう。
といっても、弾き語り系シンガーソングライターで活動するなら「歌」「楽器演奏」「作詞・作曲」の三つはこなす必要があるので、逆にこの三つ以外は他の人に任せるのがよいでしょう。

実際にメジャーデビューしたミュージシャンの方でも楽器演奏を始めるのがデビュー後だったりと万能じゃない状態でデビューする人が多いです。

秦基博さんも本格的にDTMを始めたのはメジャーデビュー後だったそうです。

2-2. セミプロ目指したい人

続いて、メインの収入源が他にありながら音楽を副業としたい人。

こちらは逆に色々出来たほうがよいです。
セミプロというと本当に幅が広いので、色んな仕事がありそうですが、どちらかというと演奏や作編曲の依頼のほうが来る印象です。あとは仮歌でしょうか。

ライブ見た人が曲を提供してほしいとお願いされることがあったり、音楽関連の知人紹介だったりとシンガーソングライターとして活動している延長線上で頼まれることが多いです。

作編曲やら仮歌をやる場合はDTMのスキルはないときついです。
後者は関係ないように見えますが、スタジオに集合して…となるとお互い大変なのでメールでやり取りだけするパターンが多いので自身で歌取り(コーラスも)する環境は持っていたほうがよいです。

セミプロだと年齢制限もないので、じっくり色んなスキルを高めてミュージシャンとしてのより高みを目指すとよいでしょう。

2-3. 趣味でやりたい人

最後は趣味でやりたい人です。

趣味でやりたい人は需要とか考える必要なく自由なので、自分の希望に合わせて選択しましょう。

個人的には色々と手を出したほうが楽しいので、様々なスキルを身に着けるチャレンジをお勧めします。

どうも、弾き語りだけやっていると世界が狭くなって同じことばっかりやるようになってしまいます。

DTMとか手を出すと世界が広がるので、趣味に割ける時間や費用にも寄りますが、より深く音楽をやりたくなったら違うジャンルにも手を出すとよいでしょう。

3. まとめ

  • メジャーデビューを目指す人は短期決戦のため、習得スキルを絞ろう
  • セミプロ目指す人は色んな事ができるようになろう
  • 趣味の人は自由だけど、色んな事やると音楽をより深く楽しめてオススメ

一般的に1つ突出している才能がある人を正とする風潮がありますよね。

音楽だと1つだけ凄くてもダメなことが多い。けど、色んな事できても1つも凄いところがない人はダメという(笑)
厳しい世界ですぜ、だんな。

プロになれる人は音楽面以外も併せて、数カ所は凄いところがありますからね。

例えば歌が上手いだけじゃダメで、歌が上手いにプラスして「ルックスが良い」「芝居ができる」「作詞・作曲能力が高い」「楽器演奏が上手い」のどれかは持ってますよね。

女性アーティストだと「ルックス」と「芝居ができる」あたりが主流。
男性アーティストだと「作詞・作曲能力が高い」と「楽器演奏が上手い」あたりが主流でしょうか。

逆にそれ以上の+αまで持っている人はプロでも少ないので、持てれば文句なくプロになれる気がしますが持つのは至難の業です。

自身を客観的に見て、目指すべき方向性と身に着けるスキルを明確化して挑むことが成功の道と言えるのではないでしょうか。

シンガーソングライターは音楽制作のサポートを見つけるのが大事

2017.02.28

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。