親指でギターの5弦、6弦を押えるのは邪道なのか?を解説

ぎたすけ

左手の親指を使った押さえ方って譜面でも、よくあるよな

たけしゃん

そうだね。普通にあるし、活用するべきだけど気を付けないといけないこともあるんだよ
この記事でわかること
  • 左手親指での押弦について
  • 親指で押弦するメリット
  • 親指での押弦は邪道か?

左手親指での押弦について

たけしゃん

左手親指での押弦は主に6弦を押えるのに活用します

左手でコードフォームを抑える際に親指を活用することは一般的。

最近では譜面のコードフォームにも登場するようになっています。

上記画像の「④G♯7(-13)」と「⑤G♯7」の6弦が親指ですね。

親指で押さえるフォームは●が少し変わった感じで書かれて区別できるようになっています。

 

親指で押さえるコードフォームはフレットを握り込むように押えます。

親指で押さえるポジションは6弦が一般的。

手の大きさに依存する親指での押弦ですが、6弦であれば対応できる人が多いです。

5弦を親指で押さえるのは厳しい

秦基博さんのギタースコアだと、5弦を親指で押さえるコードフォームが登場します。

…が5弦を親指で押さえるのは普通は厳しいです。

 

秦基博さんは手が大きいことに加えて、使用しているギターがナローネックなので実現できています。

ナローネック
ネックの幅が細いギターのこと。通常は42.9mm程度だが秦さんのギターは39mm

ナローネックにしても、手が大きくないと親指で5弦を押えるのは厳しいです。

親指で押弦するメリット

たけしゃん

親指での押弦は選択肢の一つとして使えると対応力が上がって便利です
メリット
  • コードチェンジが楽
  • ベース音を弾きながらオブリガートを入れられる
  • バレーコードの頻度を減らせる
  • ミュートで活用できる

親指での押弦によるメリットはこんなところ。

1つずつ掘り下げてみましょう。

コードチェンジが楽

例えば、親指で押弦する代表的なコードというと「D/F♯」。

「G⇒D/F♯」という流れはよく使いますが、親指で6弦2フレットを抑えたほうがコードチェンジが楽です。

 

また、6弦ルートのメジャーセブンスコードも親指で押弦したほうがコードチェンジが楽なことが多いです。

実際にプロアーティストの本人監修譜面を買うと、親指で押弦するパターンがよく出てきます。

 

このように親指での押弦を使うことで、コードチェンジを楽にすることができます。

ベース音を弾きながらオブリガートを入れられる

親指で押弦することでバレーコードで押さえる以外の選択ができるようになります。

 

バレーコードだとオブリガートを入れるのが難しいですが、親指でベース音を弾きながら簡単なフレーズを入れるのは可能。

オブリガート
主旋律を引き立てる短いフレーズのこと

アルペジオでは親指を活用することで演奏の自由度がグッと上がります。

バレーコードの頻度を減らせる

バレーコードの頻度が多いと、左手が疲れてきます。

疲れてくると、押弦が甘くなるので音がビビったり、ミストーンが出やすくなります。

 

僕も6弦ルートのメジャーセブンスは頻繁に親指使って、バレーコードを回避してます。

ミュートで活用できる

親指を活用して5弦、6弦をミュートします。

エレキギターだと良く使う手法ですが、アコギでも活用できます。

活用例

  • 5弦ルートのコードをかき鳴らすときに6弦をミュート
  • 単音弾きを強く弾くときに5弦、6弦をミュート

単音弾きを強く弾くときにストローク時と同じように弾くことがあります。

その場合は余計な弦が鳴らないように親指で5弦・6弦をミュートします。

 

ミュートを活用して、ストロークと同じテンションで単音弾きできると非常に便利です。

親指で押弦するのは邪道なのか

たけしゃん

親指に頼りすぎるのはよくないです。演奏手段の1つであることを意識しましょう

たまに親指で押弦するのは邪道という声を聞きます。

…が実際のところ、プロアーティストでも親指使う人は多いですし、邪道ということはありません。

 

ただし、親指を使ったコードフォームに慣れすぎてしまい通常のコードフォームが抑えられない…というのはよくありません。

特に親指の押弦を活用しすぎて、ナローネックでないと演奏できないようにならないように気を付けましょう。

 

前後のコードチェンジや全体のバレーコード比率を下げるなど、曲全体を通して演奏の最適化をする方法の1つとして使うようにしましょう。

 

また、完コピをする際もアーティスト本人が親指で押弦しているからといって、こだわる必要はありません。

手が届かなくて断念してしまうより、自身がやりやすいコードフォームを選択しましょう。

親指の押弦のまとめ

  • 親指で押弦することは邪道ではない
  • 演奏の自由度をあげるために左手の親指を活用しよう
  • 親指を使いすぎて通常のプレイができないのはNG

ぎたすけ

親指を積極的に使っていいけど、親指以外でも対応できるようにってことだな

たけしゃん

そうだね。演奏の自由度を上げるための選択肢で楽するためのものじゃないってことだね

左手親指で押弦することについてのコラムでした!

カポタストの活用でも同じようなことを書きましたが、「演奏の自由度を上げる選択肢」と意識すれば変な方向にはいきません。

【参考記事】「ギターが上手い人はカポタストを使わない」論が真実かを解説する

 

アコースティックギターは超絶テクニックより引き出しの数が重要です。

様々な演奏スタイルに対応できるよう、コードフォームの選択肢は増やしておくに越したことはないです。

親指の押弦も引き出しを増やすために活用しましょう。