親指でギターの5弦、6弦を押えるのは邪道なのか?メリット・デメリットを考える

こんばんは。たけしゃん(@_tkshan)です。

本日は親指で弦を押えるテクニックについて。
手の大きさやネックの太さにも依存するため、誰でも使えるテクニックというわけでもありません。

でも、現在はスタンダードなテクニックとして浸透しています。
譜面を見ていても親指で押さえる場面は結構登場します。

その一方で親指で弦を押えるのは邪道と言われているって噂も聞きます。

というわけで親指での弦を押えるテクニックの必要性について考えます。

1. 親指を使った押弦について

まずは親指を使った押弦について。
純粋に左手の親指を使って6弦を押えるテクニックを指します。人によっては5弦まで親指を使うこともある。

フォームとしてはこんな感じ。

上記の左の写真が正に親指で押さえているパターン。
下記の譜面の④G♯7(-13)⑤G♯7のように親指で押さえている場合は●のところに親指らしき描写が入っている。

こんな感じで最近のギタースコアでは親指で押さえていることまでが、ちゃんと反映させてあることが多い。

まあ、そんくらいポピュラー化している。
特に秦基博さんは親指で5・6弦を押えていることが多く登場頻度も高い。

2. 親指を利用したフォームの利点

大抵が親指を使うコードフォームは形を変えれば親指を使う必要ないフォームに変更できます。
何故に親指を使う必要があるのでしょうか。

2-1. コードチェンジが楽

一番のメリットはコードチェンジが楽な事。
親指をよく使うコードの代表例と言えばD/F♯あたりでしょうが、親指で6弦を押えたほうが断然楽。

メジャーセブンスコード系もバレーコードを選択するより、親指を使ったコードフォームを選択することが多い。
このあたりもコードチェンジが楽になるので有効手段となる。

2-2. オブリを入れやすい

単純に入れやすいかというとルートが開放弦のコードのほうが遥かに入れやすいので、語弊がありますがバレーコードだとオブリを入れるのが困難です。

そんな時に親指でルートを押えつつ、他の指でメロディーラインを弾くという選択肢を取れるので非常に便利。
演奏の自由度を高めてくれるので、親指で押さえるのは有効です。

2-3. バレーコードを使う回数を減らせる

こちらは少し邪道な要素も含んでいますが、親指を活用することでバレーコードを押えなくてよくなります。

初心者の壁であるFも親指を活用すればセーハする必要がなくなります。
活用しすぎてバレーコードを押えられないというのも本末転倒ですが、必要に応じて活用するとよいでしょう。

Fを円滑に押えられるようになるまではどうしても時間がかかります。
また、バレーコードばかり使っていると手が疲れてきます。手の体力的なものも慣れが必要なので親指を活用して少しずつ攻略していくことが大切です。

2-4. ミュート

コードフォームで6弦や5弦のみをミュートする際に親指を活用する。
エレキギターで親指を使ったコードフォームを活用する場合は断然こちらが多い。

逆にアコギだと思ったより出番がないものの、コードストロークからの流れで3~5弦あたりを使ってメロディーラインを入れる際は親指で弦をミュートして右手はストロークのまま、メロディーラインを弾くことは多い。

こうすることでコードストロークから単音弾きに移る時にいきなり音量が変化することを防げたりするので重要なテクニックではある。

3. 親指で押えるのは邪道なのか

さて、本題。親指で押さえるのは邪道なのか。

結論からいうと邪道ではない。むしろ王道。

ただし、親指で押さえるフォームにばかり頼るのは危険。
何点か気を付けることを記載する。

3-1. ナローネックに慣れすぎないこと

ナローネックとはネックが細いギターのこと。
Gibsonの古いタイプのギターでよく見かけるが、初心者向けにナローネックで作られているギターもあるようです。

ナローネックはネックが細いので、もちろん親指も届く。
手が小さい人でも親指が届くし、普通の男性なら簡単に5弦も親指で押さえることが可能。

ただ、普通のネックになると途端に押え辛くなるため、ほどほどにしとくこと。
ナローネックのみ対応できるような演奏内容はさすがに邪道と感じる。

3-2. 苦手なコードから逃げるために使うのは×

初心者がFコードから逃げるために親指フォームを利用するのは良いけど、いつまで経ってもそれじゃダメ。

初心者はまずはギターを挫折しないことが大事。
だけど、挫折する可能性を通り過ぎた人は苦手なコードにチャレンジする根気と努力をするべき。

バレーコードを押えたくないからといって極端に親指フォームを活用するのはよくありません。

あくまで、前後のコードからのコードチェンジの効率やボイシングから最適なものを選択したら親指フォームだったという場合に活用するべし。

3-3. 親指利用は必須ではない

女性や手の小さい男性は親指が届かないことは普通にあります。
特に5弦となると無理な人も結構多いはず。

完コピに拘るのはいいけど、無理なもんは無理なので親指が届かないなら諦めて別のフォームにしましょう。

ナローネックのギターを買っちゃうのもありですが、親指が届かない人は届かないなりのプレイスタイルを作れるので、早いところ親指を利用しないスタイルへシフトしちゃうほうがいいです。

親指の関節って誰でもある程度曲がるので、練習すれば届くようになるってことも中々ないようです。

4. まとめ

  • 親指を利用したコードフォームは便利なので活用しよう
  • コードチェンジの効率化やボイシングを意識して親指を使うかどうか選択しよう
  • 親指が届かない人は諦めて親指利用しないプレイスタイルにシフトしよう

親指を利用して弦を押えることができるのは便利。
活用できる人は活用したほうがよい。

しかし、活用しすぎると成長を阻害する原因になってしまうので、よりよい演奏をするための選択肢の1つという認識を持つのが大事。

下記のカポの記事でも同じことを書いたけど、全く一緒。

カポタストを使う人は下手なのか?

2016.03.30

親指を使ったコードフォームと使わないコードフォームを比べて、どちらが演奏が円滑に行えるか選択できるようにしましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。