初心者はネットでコード譜を拾う習慣を止めたほうがいい4つの理由

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

昨今は本当に便利。
ネット上でほとんどの曲のコード譜を見つけることができます。

最新曲から、話題曲まで見つからない曲のほうが少ないくらい。

弾き語りすとにおすすめするコード掲載サイト4選!

2016.07.07

今や、ギターで弾きたい曲があったら、ネットで検索して無料でコード譜をゲットして練習するという流れでギターを演奏している人がほとんどでしょう。

しかし、ネットに無料で落ちているコード譜には上達を妨げる大きな落とし穴があります。
今日は、その落とし穴について説明していきます。

1. 耳コピが全くできなくなる

本ブログでは耳コピの重要性を何度も語っています。

ギター弾き語りにおける耳コピの重要性

2016.02.13

耳コピは「音楽理論の上達」「ギターの上達」。この2つを同時に達成する非常に有効な練習です。

しかし、耳コピでコードを探り当てることは最初は中々難しく、昨今のように簡単にギターコード譜が手に入る環境だとチャレンジをしません。

本当に最近は耳コピできない人が多いです。
スマホやPCが普及して漢字が書けなくなった人が増えたのと一緒です。

ギターの指板を広く使い、アドリブ力や編曲力を高めるためにはコードに精通する必要があります。
その手段が耳コピです。耳コピを行い、探り当てていく行程を経てコードに対する深い知識を身に着けていくのです。

コード譜が手に入りやすい環境ですが、そこをグッとこらえて耳コピを頑張ってみましょう。

2. つまらない演奏しかできなくなる

ネットで落ちているコード譜通りに弾いても、「何か違う…」と感じませんか?

主な原因は3つあります。それは「テンションコード」「ボイシング」「ストローク」です。
細かい部分ですが、この3つが演奏力に決定的な差を生みます。

それでは一つずつ解説していきましょう。

2-1. テンションコード

テンションコードといえば、オシャレなコードと漠然と思っている方が多いのではないでしょうか。
ジャズで使われることが多いコードです。

テンションコードの詳細については今後、別途記事を書くとしますが…。

プロミュージシャンはテンションコードの使用率が非常に高いです。

例えば、秦基博さん。本人監修のギタースコアを出しているので、非常に参考になりますがテンションコードの登場率は非常に高い。

しかし、無料で落ちているコード譜にはそんなものは一切書いていません。このテンションコードの有無が演奏の深みに絶対的な差を生みます。

例えば、秦基博さんの例で言うとAdd9を入れることが非常に多いです。
C⇒D⇒Gと弾く場合にCadd9⇒D⇒Gadd9と弾いていることがほとんどです。

やりすぎは禁物ですが、add9を入れることで雰囲気が出ることがお分かりになるでしょうか。

その他でも「11」、「♭13」を中心にテンションコードは非常に多く登場します。
そして、弾き語りで使う定番テンションコードというのは、どのアーティストも共通である程度決まっています。

こうした、細かいテンションコードを早いうちから覚えておくことで耳が敏感になり演奏に深みが出ます。

テンションコードについては市販の楽譜でも正確に書かれていませんので、本人監修のギタースコアを購入することを強くお勧めします。

最近の人気弾き語りミュージシャンでは本人監修のギタースコアを出してくれているのは秦基博さんくらいです。
曲の難易度も初心者・中級者に最適なので一冊は買って練習することをオススメします。

特に下記スコアは弾き語りアルバムと連動しているので、大変オススメでございます。
こういった弾き語りアルバムと本人監修スコアの組み合わせ販売を他の人もやってほしいよ。特に星野源さん。頼むよ。

下記におすすめの本人監修ギタースコアを貼っておきます。

 

続いて対応するCD。

2-2. ボイシング

続いてはボイシング。
これも相当深いので詳しくは別途記事を書こうと思いますが、簡潔に。

ボイシングとは和音の並びを選択することです。
C(ド・ミ・ソ)という配列が基本ですが、これをC(ド・ソ・ミ)と並び替えたっていい訳です。この並び変えすることを転回と呼びますが、転回に加えて音の高さを選択する行為をボイシングと呼びます。

ピアノのほうが百倍わかりやすいですが、ギターだってボイシングは重要です。

ギターにおけるボイシングはコードフォームの変更を意味します。
どのコードフォームを使用するか選択することが、つまりはボイシングすることになるわけです。

ギター弾き語りでは高度なテクニックを使うことはあまりありません。
演奏力の差は正確性以外では「コードの選択」「コードフォーム(ボイシング)の選択」のセンスで発生します。

音の響きが重要ですが、前後のコードとの繋がりも重要。
ネットで落ちているコード譜に関してはコードフォームは無記入か一番シンプルなものが表示されているだけです。

やはり、この点も勉強するなら本人監修のギタースコアを買って流れを覚えるべき。

ボイシングに関しては星野源さんが凝っているので、やっぱり星野源さんの本人監修ギタースコアの発売を熱望しております…。

2-3. ストローク

最後はストローク。
ストロークに関してもネットで落ちているコード譜には指定がありません。任意です。

しかし、ストロークってめちゃくちゃ大事。そして実は物凄い多彩。

ストロークがワンパターンな人は非常に多い。
そして、このあたりを初心者の内に徹底的に叩き込むのは凄く大事。

シンコペーションとか適当にやって、中級者までいっちゃうと本当にやっかい。
中々矯正できないし、根性シンコペーションだとレコーディングの時に物凄く苦戦する。

ミュートについても、右手左手両方使うけど片方しかできない人が多い。
上手いギタリストはミュートが非常に上手い。

ちゃんと、譜面を購入してストロークパターンを完コピしましょう。

難しいストロークが多いものの、多彩なストロークパターンを経験できるというところでスガシカオさんか山崎まさよしさんのギタースコアがオススメ。

スガシカオさんのスコアでいいものは既に発売終了していてないので、山崎まさよしさんのスコアを貼っておきます。

 

上記がデビュー初期から中期のスコアで下記が最近のスコアです。
どちらか片方を選べと言われれば、上記の全曲集Vol.1がオススメ。ブルース色の強い曲から、有名曲まで収録されている。

3. まとめ

  • プロの演奏にはコード譜だけではわからない工夫が多数施されている
  • ネットの落ちているコード譜は簡素で適当に書かれているので、その通り弾いても演奏に深みが出ない
  • 初心者の時ほど、本人監修スコアを見て完コピに励むべし

ネットに落ちているコード譜は便利だし、非常に役立つ。それは事実。
でも、頼り切って活用していると演奏がつまらなくなるし、上達もしないです。

僕やセッションで会う人たちもネットで拾ったコード譜を使ってはいます。
ただ、使い方としては全部耳コピすると時間がかかるのでネットで拾ったコード譜を参考にして耳コピするって使い方なんですよね。

それやるとわかるけど、結構な頻度でルートから間違っていることがある。
まあ、構成音は似てたりするんだけど。

そして、大体はテンションや細かいコードネームとかを色々書き込んで、コードフォームを選択する感じ。
そのまんま活用することはほとんどない。

ここまでわかっている人はネットのコード譜を上手く活用できるし、便利でいいと思います。

ネットで拾ったコード譜でそのまんま演奏している人はちゃんと本人監修スコアを買って、ネットで落ちているコード譜とどんだけ違うか見比べて勉強しましょう。

そこにプロアーティストの匠の技というものがあるわけです。
そして、その匠の技を盗むことがギター弾き語り成長で最も大事な事なのです。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。