ギター弾き語りが覚えるべきライブハウス用語を解説!

こんばんは!たけしゃんです。

今日はライブハウスで飛び交う用語についてです。

ライブハウスって敷居が高いイメージだし、今やニコ生やらツイキャスやらnanaやら…。家でライブできる仕組みが充実しているのでライブハウスの価値がなくなりつつあるんですよね。

でも、僕個人的には両方やってみてほしいのです。
ライブハウスでお客さんを目の前に歌うのとニコ生みたいにPC越しで演奏するのは全然違いますからね。両方いいところある。

しかし、音楽業界は専門用語だらけで会話が成立しており、初心者には優しくありません。ただでさえ、敷居高いイメージなのにね。

ライブハウスのスタッフもブッキングマネージャー(※)は優しい人が多いんですけど、音響さんとかは職人気質で聞きづらい感じの人も多いんですよねぇ。

【補足】ブッキングマネージャー…出演希望者の受付窓口をやる人。出演者の組み合わせ調整やフォローをするのが仕事なので、出演者が一番関わるライブハウスの人

ということで、弾き語りの方でも主に使う基本的な用語や知っていたほうが良い知識を項目別でまとめてみます。
初めてライブハウスに行く方は参考にしてください。

⒈ 楽器・機材関連

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まずは楽器、機材関連。
なんだかんだで一番使うことが多いです。ここではギター弾き語りを想定して書いていきます。

1-1. 卓(PA)

よくこんな会話が出てきます。

「ギターは卓に送りますよね?」

ライブハウスに初めて行く人からすれば、もちろん卓って何だよって話なんですが、ミキサー(ミキシング・コンソール)のことです。下の写真参考。

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音響の方が弄ってるやつ。
ステージ上や客席に鳴っている音をこれで調整しているわけです。

PA(ピーエー)と呼ばれていることもある。PAとは電気的な音響拡声装置の総称らしいです。
なので、ミキサーなども該当はするのです。

ただPAだとスピーカーやアンプ、エフェクターなどもPAに該当しちゃうから、細かく言い出すと訳わからんぜ。
ライブハウスの人は卓っていう人が多いかな。

1-2. ライン録り

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「ギターはラインですか?マイクですか?」

こんな会話もよく出てきます。まあ、この会話でなんとなく意味はわかりますよね。

ライン=ギターシールドでミキサーやアンプなどにつなぐことです。
アコギだとアンプに繋ぐことはあまりないので、ラインというとエレアコをギターシールドでミキサーと繋ぐ(卓に送る)ってイメージです。

もっと言うとライブハウスだとエレアコとミキサーの前にD.Iなるものが入りますので、次に続きます。

1-3. D.I

DI

D.I(ダイレクトボックス)。上記の写真はD.Iの超・超・超定番機。ライブハウスいくと、どこにでも置いてある。BOSS DI-1です。

ライブハウスだとステージ上にミキサーと接続されたD.Iが転がっています。
演者のみなさんはエレアコからギターシールドを挿してD.IのINPUT(上記画像だと3つある挿し口の一番右)に繋ぐとミキサーに入力がいく流れになります。

楽器とミキサーを直接繋ぐとノイズが乗ってしまう事が多いので、ライブハウスでは間にD.Iを挟むのが一般的です。
接続形式もギターからだとアンバランス接続になりますが、それだとインピーダンスが高くノイズが乗りやすいので、D.Iを挟むことでノイズが乗りにくいバランス接続に変換することができます。

このあたりは難しいのでD.Iを挟むことでノイズが乗りにくくなるという認識があれば大丈夫です。
ライブハウスでは必ずと言っていいほどエレアコとミキサーの間にD.Iを挟みます。

なお、パラアコなどのプリアンプ定番商品はD.Iを兼ねていることが多いです。
D.Iを兼ねているプリアンプを使用する際はライブハウスのD.Iも使用すると二重接続になるため、音響さんに伝えてライブハウスのD.Iを取り外しましょう。

 

プリアンプの詳しい紹介は下記の記事を参照してください。

アコギ用 プリアンプの必要性と選び方について

2016.03.19

1-4. キャノン

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キャノンケーブル、通称キャノンです。
正式名称は「XLRケーブル」なんですが、キャノン社(カメラメーカーと別)が作ったケーブルらしく、キャノンケーブルと呼ぶ人が何故か多いです。

マイクの接続ケーブルは基本的にこのケーブルを使います。
また、前章で出てきたバランス接続ってのが、このキャノンケーブルを使った接続を指します。

D.Iを絡ませた接続だと、ギターからTSシールド(一般的なギターシールドのこと)でD.IのINPUT端子に接続して、D.IのOUTPUT端子から、キャノンケーブルを使ってミキサーのINPUTに接続するわけです。

そうすることでノイズの多いアンバランス接続からバランス接続に変換してミキサーに音が送られます。

2. 音響関連

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続いて音響関連。
これが、誰も教えてくれないものが多いわりに重要なものが多いんですよねぇ。

2-1. 中音(なかおと)

リハーサル中によく出てくる言葉。中音

これはステージ上で聞こえる音の事を指します。
ボーカルやアコギ、キーボードなど(他にもいっぱいありますが)ミキサーに送られた音はまとめてスピーカーから発音されます。

そのスピーカーは普通のライブハウスではステージ上に出すためのものと、客席に向けて出すためのものは分けられています。

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参考の写真ですがマイクの前に左右に黒い物体が二つ置いてありますよね。
これはスピーカーです。演者が自分の演奏をモニターするために使うものなのでモニタースピーカーと呼びます。

ロックバンドのライブへ行くと、よくボーカルがかっこよく足を載せてるやつです。
僕の中ではよく、Hydeさんがモニタースピーカーに足を載せているイメージがあります。

ステージ上ではこのモニタースピーカーから鳴っている音が演者に聞こえます。客席には別のスピーカーが用意されています。

そして詳しくは書きませんがミキサーにはAUXという機能があり、ステージ上と客席用のスピーカーで別々に音量調整できるので、演者と客席で同じ音が流れているとは限らないのです。

中音というのはステージ上で聞こえる音。
外音というのは客席で聞こえる音を指すわけです。

リハーサル時にわざわざ客席に行って音を確かめる人がいますが、中音と外音は全然違ったりするので外音を確認するためにやっている行動ということです。

バンドに比べると弾き語りは中音と外音で音の違いは出にくいです。

そして、外音に関しては原則ライブハウスの音響さんに任せたほうが良いです。
ライブハウスの音響さんで酷い腕の人もいるそうですが、一応みなさんプロですからね。任せて酷い結果になったことは僕はないです。

2-2. 返し

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返しとは中音の返り具合を指します。
具体的にはモニタースピーカーから返ってきている音ということになりますね。

「ボーカルの返しを強くしてください」

というとモニタースピーカーから鳴るボーカルの音量が上がります。
前述のミキサーの機能であるAUXを利用すれば、各チャンネルごとに中音、外音それぞれに返す音量を調節できるので「中音のボーカルだけ」「外音のギターだけ」といった細かい調節ができます。

音量が大きすぎても、小さすぎても正確に自分の音をモニタリングできません。
ほどほどにしましょう。

そして返しを強くしすぎるとマイクがハウリングしますので気を付けましょう。

返しについては外音と違い、自分で決めたほうが良いです。
返しの音に関しては客席に届く音ではないので、自分が歌いやすければそれでいいからです。

リハーサル時に歌いやすいように音量調節をしましょう。

そして、注意したほうがよいことがお客さんの数です。
リハーサル時はお客さんがいないので、小さいモニター音でもライブハウス中で反射した音がステージ上にも返ってきて、音が大きく聞こえます。

しかし、開演してお客さんがいっぱい入ると人は音を反射せずに吸収するので、反射音がなくなり、純粋にモニタースピーカーから鳴っている音しか聞こえなくなります。

これが思いのほか、すごいんですよね。
僕も初めてお客さんが満席だった日のライブはモニター音がリハーサル時より、ものすごく小さくなってしまって驚いたものです。

良い音響さんだと、お客さんがいっぱいいることを言っておけば考慮してくれます。
満席近い場合は事前に伝えておくとよいでしょう。

2-3. ロー・ミドル・ハイ

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音域の事です。

  • ロー…低音
  • ミドル…中音
  • ハイ…高音

アコギ弾き語りで一番気にする部分はローでしょうか。
低音が強すぎるとボワーンとしてしまいます。

ボワーンとモヤモヤした感じの音になっている場合はローを抑えてもらうように伝えると、スッキリします。

また、ピエゾピックアップを使っていたり、曲が高音が多い場合はハイもあげすぎるとキンキンして耳に刺さる音になりがちです。
やや抑えるか真ん中くらいにしておきましょう。

エレアコの場合はEQコントローラーがギター側についていることも少なくありません。
特段拘りがなければ、ギター側のEQは全て真ん中にして音響さんに任せると無難です。

2-4. ○時

時計

音量調節時に時間で言われることがあります。

「音量は12時にしてもらえますか?」

これは時計の針に見立てて指定されているだけです。
よく言われるのが、「9時、12時、3時」あたりかな。

逆に音響さんから「ボリュームどうなっていますか?」と聞かれた場合も時間帯で答えれば意味が通じます。
別に「10段階の6くらいです」とかでも伝わるので、どっちでもいいです。

3. その他用語

最後はその他用語について。
これまでのものよりは重要性は低いです。

3-1. 逆リハ

本番の順番と逆にしてリハーサルをすること。
本番のトップバッターが最後にリハーサルをすることで、リハ後にそのままセッティング完了でき効率がよい。

ライブハウスのリハーサルは出演者都合が何かない限りは逆リハが採用される。

3-2. ゲネプロ

ライブハウスというより、バンドや舞台用語。
本番直前に本番と同じスケジュールを通してやる最終リハーサルのこと。

音楽業界もよく使うけど、どちらかというと舞台用語だと思う。

3-3. チャージ

お客さんがライブハウスに入る際に徴収される入場料。

チャージ料金はブッキングライブだと大抵はライブハウス側が決める。
ライブハウスを貸し切ってイベントする場合はチャージ料は開催者の自由。ワンドリンク制とだけライブハウス側から依頼される。

3-4. バック

演者側への金額バックのこと。
大抵はチケットノルマが決められており、ノルマを達成した後の取り分の取り決めで使われる言葉。

「11人目からチャージ料の50%バック」など。

3-5. おはようございます

用語ってか、習慣。
何故か音楽業界は常時おはようございます。

昼でも夜でもおはようございます。ほんと、謎。

4. 終わりに

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いかがだったでしょうか。ライブハウス用語。

良く仕事をしていると、「お客様には専門用語を使わない」って言われません?

僕の中でこれを驚くほど無視している業界が「音楽業界」と「アパレル業界」の二つ。
服屋の店員さんとかドヤ顔でよくわからん専門用語言ってこないですか?

すげー服の説明された後に何度「日本語でおk」と言いたくなったことか(笑)

音楽業界も割とその気が強い。そら、いけないぜ~。

また、足したくなったら追記します。
そして、書いてほしいもしくは解説してほしい用語があったらコメントでもメールでもお待ちしております!

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ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。