エレキギターとアコギの違いとは

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

エレキギターとアコースティックギターって同じギターでも、どれだけ違うのか?

プロの弾き語りミュージシャンもエレキギターを弾いていることがあります。
コードを抑えてストロークする分には全く一緒に思えます。

僕自身も両方弾きます。アコギを弾いている時のほうが圧倒的に多いですが、DTMだったり、バンドセッションだったりとエレキギターもそこそこ弾いている。

そんな僕から見て今エレキギターとアコースティックギターの違いを考え、両方をやることの意義を紹介していきます。

1. エレキギターとアコースティックギターについて

それでは、では。
まずは個体としてのエレキギターとアコースティックギターの違いについていきましょう。

1-1. エレキギター

electric-guitar-1412280-638x422

エレキギターは電気信号で音を増幅させることが前提です。
なので、本体で弦振動の音を増幅させたりすることはしません。アコースティックギターと違って本体にサウンドホールがないのも、そのためです。

弦の振動をピックアップで拾い、ピックアップが振動を電気信号に変えてアンプに送るわけです。
ピックアップってのは下の写真のようなブツです。

tele-pickup-1503303-639x497

エレキギターには通常の2~3つのピックアップがついており、横のピックアップセレクターというツマミで切り替えを行います。
切り替えると音が少し変わるのがわかるはずです。

エレキギターは本体以外にもエフェクターやアンプで音を大きく変えることができます。
積極的な音作りがされ、1曲の間に様々なエフェクターを切り替え音を変えることで多様な楽曲に対応しているのです。

1-2. アコースティックギター

続いて、アコースティックギターことアコギ。

acoustic-guitar-1416582-639x382

エレキギターと見た目が全く違います。
アコースティックギターは本体で弦振動の音を増幅させるので共鳴するようにいくつもの工夫がなされています。

また、本体だけで電気を使わずに増幅させるため、弦も太く張力もエレキギターより強いです。
アコギは木が奏でる自然な音なので、耳あたりがよいですね。

会場に合わせて音を増幅させる場合はエレキギターと同様にピックアップで弦振動を拾ったり、マイクで音を拾ったりします。
エレキとアコギではピックアップの選択が全く異なります。

アコギ用 後付ピックアップの選び方

2016.03.17

エレキギターのようにエフェクターやアンプで音を変えたりはしません。
元々の音を増幅させることが原則。

ピックアップで音を拾って増幅させるときも、原音に拘ったセッティングをします。
やはり、マイクで拾うのが一番よい。ただ、ハウリングの関係もあるので悩むんですよね。

2. それぞれの違い

question-mark-1236555-639x554

それではそれぞれの違いを触れていきます。
同じようで違うようで同じようで…。どんなもんか。

2-1. 奏法

最初は奏法。弾き方からです。

基本は同じ。エレキギターはピックを使うことが多いですが、指によるアルペジオをやることもある。

ストロークもアルペジオも弾き方は同じだし、コードの押さえ方も同じ。
なので、片方ができれば、もう片方もできます。

ソロ弾きについても基本的なことは同じ…なんですが、自由度が相当違います。
エレキギターは自由度が高い。

チョーキングにしても張力が違うのでアコギではハーフチョーキング(半音分、チョーキングする)でも大変。
それに対してエレキギターであれば、1音半チョーキングもできるし、ダブルチョーキングで2つの弦を同時にチョーキングしたりできる。

エレキギターは音も変えられるので、飛び道具的な演奏もできたりします。

アコギと同じような演奏をする場合はエレキギターもアコギも奏法に関しては大して変わりません。
バンドのギターボーカルの演奏内容を見ると、アコギでエレキでも同じような内容を弾いていることが少なくありません。

3ピースのバンドはボーカルギターもエレキならではの多様な奏法でバリエーションを出していたりします。

基本はエレキもアコギも一緒ですが、深みにいくにつれて奏法の多様性がでてきて、別の楽器のようになってしまいます。

チョーキング一つとってみても相当奥が深いので、アコギがかなり弾ける人でもエレキで上手くチョーキングするにはかなりの時間がかかります。

2-2. コードの押さえ方

コードの押さえ方も基本的には一緒。

「Cコードを抑えてください」と言われればエレキもアコギも一緒。

ただ、エレキは音質が多種に渡ることや、基本的にはベースがいることを前提に演奏されています。
3度の音を省略した「パワーコード」を使用したり、ルート音を省略してコードを弾いたりしますので、バッキング時のコードのフォームは結構違います。

エレキの場合はコードと一緒にオブリガートとして、ちょっとしたメロディーを入れることも多く、コード構成音を省略してメロディーを入れられるようにコードフォームを変えたりします。

ギター・コード・ボイシング完全攻略 ~書籍レビュー~

2016.05.09

上記の記事はコード本のレビューですが、3弦以下をルートにしたコードフォームが載っていたりします。
アコギでは4弦より下の弦をルートとしたコードフォームを使うことは少ないです。

エレキの場合はベースがいるので、無理にルートを弾く必要はありません。
オブリガートを入れる前提のコード運びならではの工夫と言えるでしょう。

ボイシングの仕方や考え方はエレキギターとアコースティックギターでは随分違うということです。

2-3. 音作りの考え方

これもずいぶん違います。

アコギの場合は木の響きに重点を置いて原音に忠実に音を出せる方法を考えます。
例えば、ライブハウスで演奏する場合に生音では音が聞こえないので、増幅をします。

この際に考えることは以下に生音に近い音で増幅できるかです。

エレキギターの場合は曲やその曲のシチュエーションによって様々な音を使い分けます。
あまり、原音に忠実に…という観点はありません。

曲によって音を歪ませたり、クリーンにしたり、ディレイをかけてモワモワにしたり…。

エレキギターは腕の基準として音作りの上手さというのは結構なウェイトを占めます。
アコギであれば、音の良さはアコギ本体への依存が相当なウェイトを占めますが、エレキは本体に依存する部分ももちろんあるものの、プレイヤー自体の音作りのスキルが占めるウェイトがかなり高いです。

よって、エレキギターを弾く際にはアンプやエフェクターの使い方や種類を相当勉強する必要があります。
ここがアコギと大きく違うところ。

アコギでも勉強は必要なものの、エレキほど音作りに対する研究をする必要はない。

3. 初心者向きはアコギかエレキか

guitar-player-2-1553835-639x426

このお題もよく出てくる。
単純に考えれば、エレキギターのほうが初心者向きなんですよね。なんせコードを簡単に抑えられます。

初心者殺しのFコードを抑える難易度が全然違いますからね。
しかし、続けていくには楽器自体の難易度だけ考えてもダメです。あなたの環境面とマッチする楽器を選択することが大事。

3-1. バンドをやる友達がいるのか

バンドをやるアテがあるなら、間違いなくエレキギターをおすすめします。
前述したとおり、最初のスタートはエレキギターのほうが難易度が低いです。

しかし、エレキギターって一人でやると面白味半減なんですよね。
その点、アコギは弾き語りができるので1人で成立します。

1人で黙々とやるなら、最初は難しくてもアコギを選んだほうがいいです。
エレキギターをずっと1人でやっていてもモチベーションが続きません(笑)

3-2. 家でアコギは弾けるのか?

ここも大事。家でアコギをジャカジャカ弾けないならエレキギターを選ぶことです。
エレキの生音はかなり小さいです。生活音のほうが大きいくらい。

エレキギターを部屋で弾いていて苦情が来ることはあまりないです。
ヘッドフォンと小さいアンプがあれば、小さい生音を鳴らすだけでヘッドフォンの中ではギャンギャン(?)なエレキの音を流すことができます。

今はアンプ以外にもPCだったり、エフェクターだったり、スマホだったりでも同じように対応できます。

アコギは生音が大きいので、騒音問題になる心配があると家で練習できません。
家で練習できるかどうかは非常に大きな問題です。

環境に合わせて楽器を選びましょう。

3-3. アコギとエレキの転向は簡単か?

どっちから始めても環境によって転向するかもしれません。
また、両方弾きたい人はどっちから始めたほうが効率がいいのか迷いますよね。

■アコギ⇒エレキ

アコギからエレキは入り自体はあまり抵抗なくいけます。
ただ、エレキは多種多様な奏法や音作りと勉強することが本当に膨大なので、ギタリストとして極めたいなら勉強することが山ほどあります。

ストローク、アルペジオといった基本の演奏自体は割とすんなりと移行できます。
最初はミュート関係で苦戦するくらいかな。アコギを弾いているとガッツリ押さえないと音が鳴らない反面、ミュートは結構楽。

アコギをやっている人がエレキをやると最初はミュートに気を使わないと音が鳴ってしまいます。本当にちょっと触れているだけでも音なっちゃうんだよね。

逆にバレーコードなどはすんごく楽。こんな適当に押さえても音が鳴るの?ってなることが多いです。

■エレキ⇒アコギ

エレキからアコギについては勉強する量はそこまで多くありません。
エレキで多種多様な奏法やコード感を覚えていれば、新たに覚えることは大してないでしょう。

しかし、逆に演奏では苦戦することが多いです。
弦の太さや張力が違うので弦の押さえ方が弱いとエレキギターでは鳴っていたのに、アコギで弾くと全然鳴らない…という現象が多々でます。
特にバレーコードはエレキを弾いてた人がアコギを弾くと、最初はまず綺麗になりません。

なかなか、最初は苦戦することが多いでしょう。

■どっちが楽?

かなりやりこんでいることを前提に考えれば、エレキからのほうが転向は楽です。
エレキギターは覚えることがとにかく膨大。アコギが上手い人が転向しても、相当な勉強が必要。

アコギは自由度もそこまで高くないので、押尾コータローさんのようなことをやらなければ、そんなに覚えることはないです。
エレキを弾きこなすだけの勉強をしていれば、アコギを弾くにあたって勉強することなんてたかが知れています。

エレキ⇒アコギは最初は綺麗に音を鳴らすことにかなり苦戦しますが、エレキをやり込んで弾けるようになるくらい努力できる人なら大して問題にならないでしょう。

4. まとめ

  • エレキギターとアコギは音の増幅方法が違う
  • エレキとアコギは基本的な部分は一緒だが、上級者に近づくほど違いが多くなる
  • 初心者にはエレキが向いているが、自身の環境に合うほうを選ぶべき
  • 転向するならエレキ⇒アコギのほうが難易度が低い

転向って、あんまりないか。
基本は両方弾くってパターンだよな。

両方弾く名手と言えばJohn Mayer

これとか格好良すぎでしょ。

エレキギター弾いても神。

日本だとエレキもアコギも両方上手い人って言うと、やっぱりCharさんですよね。

どちらにしろ、二人ともエレキギターって印象が強いんですよね。
逆にアコギの印象が強くてエレキも凄い人っていない。

そういった意味でもギター上手くなるならエレキを触っておくとよい。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。