カポタストのキー調整パターンを極めよう ~キー別の王道調整パターン表付き~

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

本日はカポタストの使い方についてです。
まずはカポタストをお持ちでない方、今のカポに不満がある方は先にこちらの記事を参照ください。

カポタストを賢く選ぼう!おすすめ定番製品5つを徹底比較!

アコギにとって、カポタストは切っても切れないほど重要な道具です。
しかし、記事を調べてみてもカポタストの有効な使用用途やキー調整時の鉄則などを紹介している記事はないので書いてみることにしました。参考にしてください。

1. カポタストの用途

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まずはカポタストの使用用途についてです。
主だった使い方は二つ。その二つを掘り下げて紹介します。

1-1. 移調

カポタストの使い方として主流であるのが、移調。
「移調=キー調整」なのでキーを変えるといったほうが分かりやすいでしょうか。キー調整する主な理由は二つです。

  1. 異性の曲など歌のキーが合わずに移調する。
  2. バレーコードなどが多く登場して弾きずらいため、移調する

①と②は同じようで全く違います。

①の場合は曲のキー自体変えてしまいます。Cキーの曲を1フレット目にカポをつけて(Capo 1)、Cキーで弾けば曲のキーはD♭キーになります。カラオケの+1と同じ効果が得られます。

②の場合は曲のキーは変わりません。D♭キーの曲をそのまま弾くとバレーコードが多く発生し、演奏が難しいです。
そこで、1フレット目にカポをつければCキーで演奏することができます。Cキーにすることで演奏がしやすくなりますが曲のキーはD♭キーのままです。

このように曲自体のキーを変えてしまうのか、キーを変えずに演奏コードだけ変えるのかで話が違います。
そして、①と②両方を使うことが多いです。

1-2. ハイポジションで演奏する

カポタストを高めのフレットにつけることでハイポジションで演奏することができます。
ちなみにハイフレット=ハイポジションです。

ハイポジションで演奏することのメリットは高い音の伴奏を簡単に作れることです。
試しにハイポジションを活用した曲を聴いてみましょう。

ハナレグミの家族の風景です。
この曲は最初のイントロを聞いた時点でわかりますが、かなりのハイポジションでアルペジオしています。

本人演奏では7フレットにカポをつけてCキーで演奏しています。
カポを外せばGキーなので完全に狙ってやっています。

ハイポジションの演奏とアルペジオは相性がいいです。
逆にハイポジションでのストロークは音がキンキンしてしまい、相性が悪いです。

例えば、ギター2本を重ねる時も1本はGキーで演奏して、1本はCapo 7でCキーで演奏するといった手法も有効です。

2. 主なキー調整パターン

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それでは、実際に各キーにおける王道調整パターンを見ていきましょう。
ここでは前章でいう<曲のキーを変えずに演奏コードだけ変える>というパターンで記載しています。

どこにカポをつけて弾こうか迷った場合は参考にしてください。

注意
スマホの方は横画面表示で見てください。縦画面だと表が最後まで表示されません。

元のキー候補①候補②備考
 CCapo 3 (A)Capo 5 (G)基本はカポを使用しない
 D♭Capo 1 (C) Capo 4 (A) 半音Dチューニングも多い
 DCapo 2 (C)Capo 5 (A)基本はカポを使用しない
 E♭Capo 1 (D)Capo 3 (C) 候補①、②どちらも多い
 ECapo 2 (D)Capo 4 (C)カポ無か候補①が多い
 FCapo 1 (E)Capo 5 (C) カポ無しも多い
G♭Capo 2 (E)Capo 4 (D) 
 GCapo 7 (C)Capo 5 (D)基本はカポを使用しない
 A♭ Capo 1 (G) Capo 3 (F)候補①か半音Dが多い
 ACapo 2 (G)Capo 4 (F)カポ無しか候補①が多い
B♭Capo 1 (A)Capo 3 (G) 
 BCapo 2 (A)Capo 4 (G)半音Dチューニングも多い

MEMO
半音Dとは半音ダウンチューニングのこと

カポによるキー調整パターンで多いのはこんなところ。
記載にもありますが、半音ダウンチューニングって結構頻度が多いです。

このへんは人によります。
星野源さんは大半が半音ダウンで対応しており、カポをつけている曲は多くないです。逆に秦基博さんは半音ダウンもありますが、カポで対応していることが多い。

3. 移調時の注意

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カポを使った移調は万能ではありません。
やたらめったら使っていると曲のイメージを壊してしまうことも多いので、注意しましょう。

3-1. ポジションの大幅移動は厳しい

異性の曲をカバーする際にありがち。
原曲のコードフォームでいこうと思ったら、カポ無しからCapo 7に移動になっちゃう。

「まあ、いっか!」って人が多いです。
別にこだわりがなければいいんですけど、弾いてみると曲のイメージが全然変わってしまうことに気づくでしょう。

奇跡的にそれで逆にハマる場合はいいですが、大抵はハマりません。
あまり、ポジションを移動しないで済むキーに移調して、面倒ですがコードを付け直しましょう。

例)Cキーの曲だけど低いからA♭キーに変えたい。
答)Capo1でGキーで弾くためにコードを変えましょう。

3-2. 設定キーは広い視点で考えよう

カポタストでキー調整する際は広い視点を持ちましょう。

カポタストを使う人は下手なのか?

上記の記事でも紹介していますが、カポタストは「より良い演奏をするための道具」です。
どのキーを選択すると、良い伴奏をできるかを考え、試してみましょう。

どうしても、何も考えずにカポタストを使っていると特定キーでの得意・不得意ができてしまいます。
しかし、曲にあったキーを選択することが重要です。

カバーするのであれば、他の人の動画を見て参考にするのもよいでしょう。
色んなキーで演奏している人がいるのがわかります。

4. まとめ

  • カポタストを使った移調には「曲のキーを変える移調」と「曲のキーを変えない移調」がある
  • カポタストを用いて、あえてハイポジションで演奏する手法はアルペジオなら有効
  • カポタストを使う際はより良い演奏をできるために色々試してみるとよい

アコギ弾きにとって、ものすごくお世話になるカポタスト。
有効に使えば、演奏を上達させたり、アレンジ力を高めたりできる有用な道具です。

上記で紹介した「王道調整パターン表」を用いて、色々と試してみましょう。
最近ではコード掲載サイトに初めからカポの位置が指定されているサイトもあります。

弾き語りすとにおすすめするコード掲載サイト4選!

あえて、違う位置にカポをつけたり、カポ無しで弾いてみたりすると良い勉強になります。

カポタストに頼ってばかりで、自身でコードを書き換えて移調することをしないのはよくないです。
「演奏を簡単にする道具」ではなく「可能性を広げる道具」という認識は忘れないようにしましょう。