弾き語りが上手くなるには頭じゃなくて体で覚えさせること

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

ギターをやったことない人からは弾きながら歌うというのは、ものすごく難しいと思われています。
まあ、実際に難しいですが。

今日は弾き語りをできるようになるために…
そして弾き語りを上達させるための練習法について考えます。

1. 弾きながら歌うということ

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ギターを弾きながら歌うということはやはり難しいです。
これは弾き語りを結構やりこんでも起こる問題。

例えば、歌だけ歌っているとビブラートを自在にかけられるけどギターを弾きながら歌うとかけられない。
他にも細かい表現が疎かになりがちです。

弾きながら歌うにはギターと歌、それぞれの演奏をしっかりできるようになる必要があります。

その一方で弾き語りのメリットもあります。
リズムや音量を自分でコントロールできることです。

リズムを急に遅くしたり、曲のストーリーに合わせてギターとボーカル両方の音量を上げ下げしたり。
一人で演奏している分、自由自在にすることができます。

ハナレグミさんの演奏を聴いていると、非常にその利点を上手く活かしている印象です。

音質がよくないですが、弾き語りの特性を活かした素晴らしい演奏です。
バンドでこれだけ自由自在にフワフワとやるのは無理。

2. 弾き語りの練習

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弾き語りの練習方法は人それぞれですが、既存曲をカバーする時の基本的な流れを記載します。
必ず、この通りやる必要はないですが1度くらいは下記の流れでやってみるとよいです。

2-1. ギター

まずはギターからです。順番は任意です。歌から始めても構いません。
コード譜やストローク・アルペジオパターンは譜面で所有しているものと仮定します。

最近はネット上に何でも出てきますが、譜面ばかりに頼らずにたまには耳コピもしましょう。
特にネット上のコード譜は正確ではありません。細部の音が重要だったりするので、耳コピのチャレンジは大事ですよ。

ギター弾き語りにおける耳コピの重要性

2016.02.13

さて、譜面が用意できたら次のステップへ。

◆コードの把握

まずはコードの流れを把握しましょう。
コードフォームを選択し、1曲通して何度も弾いてみましょう。

ちゃんとコードを覚えて、自然と次のコードへの移行ができるようになるまでやりこむ事が大事です。

◆ストローク・アルペジオパターンの把握

続いてコードを把握したら、ストロークパターンの把握です。
シンコペーションするところやミュートするところも正確に把握しましょう。

アルペジオについても同様です。
シンコペーションしているところや、どのように各弦を渡っていくのかも正確に押さえましょう。

特に次のコードへ移る前の音はちゃんと正確に把握しましょう。
コードフォームが大きく移動する場合は移動の時間を稼ぐために開放弦が鳴っています。

鳴らす開放弦はもちろん、曲のキーに合わせて不響にならない音を鳴らしていますが、適当にどこかの開放弦を鳴らして不響音を出している人を良く見かけます。気を付けましょう。

スムーズにコードチェンジするための工夫

2016.11.20

◆リズムを合わせる

先述したストローク・アルペジオパターンを曲のリズムに合わせます。
BPMを確認してメトロノームなどで合わせましょう。

最近はスマホがメトロノーム代わりになってくれます。すごく便利。

ちゃんとリズムに合致するようにシンコペーション(キメ・リズムの食い)を行いましょう。
弾き語りだと軽視する人が多いですが、すごく重要です。

ストロークの場合は特にリズムを上手くとれているかで格好良さが全然違います。

2-2. 歌

続いて歌です。
弾き語りが上達してくるまではギターより歌のほうが重要度が高いです。

ギター弾き語りって歌とギターどっちが大事?

2016.02.11

こちらも一つ一つの項目をしっかりとさらっていくことが大事。

◆メロディの把握

歌のメロディラインの把握です。
聴いてるだけで、大体覚えられてしまいますが細かい音の上がり下がりまでは覚えられていないことが多いです。

可能であれば、ピアノなりギターなりで細かい部分のメロディラインを確認しましょう。

◆歌詞の把握

歌詞をちゃんと覚えましょう。
僕自身もオリジナル曲以外は歌詞をあまり覚えずに人前で歌うときも譜面台に歌詞を置いたりします。

でも、これはよくないです。
弾き語りをしているとギター側にも目が行きます。コード移動の時などはギターの指板に目がいきますよね。

そうすると歌詞カードから一瞬目が離れて、視線を歌詞カードに戻した時にどこを見ていたかわからなくなります。
歌詞カードを置くと安心できるのですが、弾き語りにおいては歌詞カードを見ているほうが歌詞が飛びやすいです。

そして、何よりお客さん側を見る余裕がないと、いいライブはできません。
視線や表情はすごく大事。でも歌詞カード見ていると、そんなの一切ないですからね。

◆リズムを合わせる

歌もギター同様にリズムに合わせて歌いましょう。
シンコペーションの位置をちゃんと合わせる。

ロングトーンや音を当てるタイミングなど正確なBPMで合わせましょう。

3. ちゃんと突き詰める

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練習の流れを記載したところで、一番大事なことへ進みましょう。

3-1. 細かいところまで完コピする

弾き語りを上手くなるために一番大事なことは「歌」「ギター」共に単体で突き詰めることです。
そして、それを体にまで覚えさせることです。

ギターであればコード、ストローク・アルペジオパターン、リズムをちゃんと正確に把握する。
歌であればメロディー、歌詞、リズムを把握する。

弾き語りをやっていると、上記を把握していない状態でギターと歌を合わせてしまいがちです。

早い段階で合わせてしまうこと自体は問題ではありません。
しかし、早く合わせてしまうことで「歌」「ギター」個々での練習を怠り、大雑把になってしまいがちです。

弾き語りは一定の形を覚えてしまうと、それで大抵の曲は演奏できてしまいます。
ですが、細かいところをちゃんと突き詰めることで引き出しが増えていきます。手間を惜しまず、細かいところまで完コピする癖をつけましょう。

3-2. 体に覚えさせる

ライブでいい演奏をするためには無心で弾き語りを演奏できることです。
歌詞を覚えていなければ、一生懸命歌詞カードを追いながら演奏することになります。また、コードを覚えていなければコード譜を追いながら演奏することになります。

この状態では会場の空気やお客さんの空気を感じながら演奏はできません。
演奏に一生懸命では自分で空気を作ったり、お客さんからの見え方にまで気を配れません。

そして、演奏自体も基本形をやることが精一杯で表現まで気を付けることができません。

自然と歌詞がでてきて、体が勝手にコード運びをしてくれるようになるまでやりこむ事が大事です。

自分の中で自信がある曲ってそうじゃないですか?
歌詞が飛ぶ心配もギターを間違える心配もあんまりなく、自信もあり、余裕もあるのでいい演奏ができるのです。

それは演奏内容を体が覚えていることに他なりません。
しっかり、体で覚えるまで1曲1曲やりこみましょう。

4. まとめ

  • 歌とギター、それぞれの演奏がしっかり詰めること
  • 歌詞やコードは覚えて譜面を見なくても演奏できること
  • 無心でやれるくらい1曲を繰り返し練習すること

曲に感情をこめたり、人を惹きつけるような演奏をするためには演奏者自身に余裕があり、自信を持つことです。

そのためには演奏自体は無心でやれるほどやりこみ、他の部分に気を配れるようになることが重要です。
弾き語りはギターも弾く分、歌だけの人よりも無心の境地までいくのは大変かもしれません。

その分、弾き語りは歌だけでなくギター側もコントロールできるので表現の幅は大きいです。
演奏自体が無心でやれるほど、体に覚えさせていれば音量やリズムといったところを自由に調整し、よりダイナミックに曲にアプローチできます。

弾いている時、無心の境地までいけると確実に弾き語りは一歩上のレベルに到達できるでしょう。

しかし、余裕って大事だよな。
余裕があるだけで、なんでか上手く見えるでしょ。

ライブのリハとかで「マイクチェック、ワン・ツー」とか「チェック、ツー、ツー」とかやっている人は何故か上手そうだなとか思いません?(笑)
この例は極端だけど、実は全然上手くないのに所作や見せ方だけで上手いと錯覚させられちゃうことって多い。

んな、小細工覚えるより練習せーよって思うかもしれませんけど、見せ方って大事なんです。

見せ方だけ先行して頑張っちゃうのは駄目ですけど、練習して技術が高い人が見せ方も覚えると、ほんと無敵ですからね。
そして、高い技術を保ちながら見せ方も気を付けるためには演奏を体で覚えさせることが必要なわけですね。

技術も見せ方うまい人ってどんな人?って思った人。
ハナレグミのライブを見に行くことをオススメします。

秦基博さんや星野源さんのライブもいいですが、上記の点を勉強したいと思ったなら自信をもってハナレグミのライブを推します。

では今日はこんなとこで。

アコギの成長で大事なのは超絶技術の練習ではなく新しいことにチャレンジすること

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【まとめ】ギター弾き語り初心者に読んでほしい当ブログ記事15本

2016.07.27

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。