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中古アコギの失敗しない選び方、おすすめギターメーカーを経験談を基に解説

ぎたすけ

アコギの中古って当たり外れが激しそうで怖いよな

たけしゃん

そうだよね。僕は中古で買ったアコギを10年以上メインで使ってるから実情を踏まえて説明していくよ

飛ばし読みガイド

アコギの中古市場

Taylor 814ce

※僕が長年愛用している中古で買ったTaylor 814ce

アコギの中古市場は楽器全体で見ても、最も栄えてるであろう中古ジャンルです。

楽器買取も盛んですし、大半の大手楽器店で取り扱いしています。

つまり、売り手も買い手もたくさんいる市場です。

 

アコギの中古楽器は大きく3ジャンルに分かれます。

  • アウトレット(新古品)…長期展示品など消費者に渡っていないが、多少の使用感がある商品
  • 中古…製造後、消費者の手に渡り使用された商品
  • ヴィンテージ…中古のなかでも年代が古いなどプレミアがつくもの

アウトレットは正しくは新品に分類されますが、新品コーナーと中古コーナーの狭間に置かれていることが多いです。

 

ヴィンテージギターは主にMartin、Gibsonの1969年以前に作られたギターを指します。

経年した木の鳴りが非常に良いこと、そして今では供給されない木材が使用されていることから高い値が付いているのが特徴です。

 

今回の主役は普通の中古ギター。

新品のギターと比べて安価で買えるため、魅力的ですが実際に中古ギターはどうなのか?を僕の経験を踏まえて解説していきます。

たけしゃん

僕は複数本の中古アコギで運用しているので、実体験は豊富にあります!
 

ギターの中古はどうなのか?

J-45 正面

※友人から譲ってもらった中古のJ-45

安いから手を出したいものの、気になるのが中古ギターってどうなのか?という点ですよね。

中古ギターを何本も運用している経験から言うと、「修理の頻度が上がってでもそのギターが欲しいならあり」というのが僕の持論。

 

実際に僕がTaylor 814ceを買ってから10年の間で発生した修理を見てみましょう。

  • 購入から3年…フレットのすり合わせ(1.5万円)
  • 購入から5年…フレットの交換(3.5万円)
  • 購入から6年…ピックアップのノイズ除去(1万円)
  • 購入から9年…ボディ本体のひび割れ(2.5万円)

10年で計8.5万円…!そこそこのギター買えちゃう!

僕が10年使う前に前使用者が更に7~8年使ってるので、やっぱり修理は多くなりますよね。

 

…といっても僕は旧仕様ピックアップの814ceが欲しいという理由で、中古で買ったという事情があります。

なので、修理がやたら発生しているもののライブでの音質は素晴らしいので満足度は高いです。

 

逆に安いという点だけで飛びつくと、その後の修理の発生で新品買ったほうが安かった…となる可能性も余裕であります。

値段だけで飛びつくと危ないのが中古ギターです。

アコギの中古相場

幅が広いので該当しないものも多々ありますが、美品(Aランク)で新品価格の7割程度の値付けがアコギの中古相場では多いです。

参考例

機種名新品中古
YAMAHA FG8303.6万円2.5万円
YAMAHA AC3M9万円6万円
Gibson J-4530万円20万円

新品の7割程度の値付けから個体の状態や付加価値でプラスマイナスする感じですね。

なので、低価格になるほど価格差のインパクトはなくなっていきます。

10万円未満の中古は損する可能性が高い

中古のアコギにおいて、購入後に一番問題が発生するのは消耗パーツです。

アコギの主な消耗パーツ

  • フレット
  • ナット
  • サドル
  • ペグ

消耗パーツの寿命は前使用者からの通算で削られていくので、致し方ないところです。

そして、重要なのがギターの修理代はギター本体の価格に比例しないこと。

 

激安ギターだろうが、高級ギターだろうがパーツ交換で発生する工数に大して違いはないからです。

安いギターだと修理費用が本体価格を超えるため、買替えを勧められることはよくある話です。

 

なので、10万円未満のアコギだと10年使った結果では新品の方がトータルコストは安かった…なんてことはザラです。

 

そんなわけで、10万円未満の中古はおすすめしません。

ただ、下記のような理由がある人は10万円未満でも中古を検討すべきでしょうね。

  • お金がないけど、どうしても特定のギターが今すぐ欲しい
  • サブギターなど、そこまで弾きこまない
  • 旧仕様品が欲しい

初心者に中古アコギはおすすめしない

初心者にも中古アコギはおすすめしません。理由は3つです。

  1. 自身でパーツの消耗具合がわからない
  2. 故障発生のタイミングでギターを辞めちゃう可能性がある
  3. 安いギターの中古はおすすめできない <10万円未満の中古は損する可能性が高いを参照>

①の消耗具合は詳しい人と一緒に買いに行けば、クリアはできます。

 

一番の問題は②(故障発生のタイミングでギターを辞めちゃう)です。

ギターのパーツが壊れたが修理に出すのは面倒くさくて、ギターが置物になるパターン。

これ、バカにできないです。

「ギターを辞めた理由」というアンケートを取ったら、そこそこいる気がします。

 

初心者に最も大事なことって「ギターを気軽に弾ける環境の構築」なんですよね。

だから、故障発生なんていう面倒くさいイベントは初めて3年くらいは絶対起きてほしくないわけです。

 

なので、初心者は迷わず故障発生率が低い新品にしときましょう。

ギターの音質やコスパなんてものはギターを辞めてしまったら、何の価値もありません。

高価格帯の中古ギターはおすすめ

新品で20万円以上する高価格帯においては中古ギターの選択は使いやすいです。

高価格の中古ギターがおすすめの理由

  • 新品との差額が大きい(5万円以上)
  • 修理をしてでも使い続ける価値がある
  • 中古でしか手に入らない仕様や音質がある

高価格帯ギターだと新品と中古の差額が5万円以上発生することが多いです。

補足
僕の場合は814ceは20万、J-45は17万ほど新品より安い価格で購入しました

更にギター自体の質が良いので、数万円する修理をしてでも使い続ける価値もあります。

 

つまりは20万円以上の価格帯までくると、ようやく中古ギターにトータル的なコストメリットが生まれるわけです。

補足
10万円台の中古だとコストメリットという観点では微妙なところです

また、高価格帯だと憧れのアーティストが使っていたものと同じギターを選択することができます。

その際にアーティストと同じ仕様のものを探すと、現在は中古でしか市場に出てない…ということも多々あります。

 

自身の求めるギターが中古市場でしか手に入らない…という状況も高価格帯だとよくある話ですね。

 

中古アコギの選び方

アコギのパーツ・部位の名称

アコギのパーツ

中古のアコギを選ぶ際に確認しておくべきポイントは4つ。

  • ネックの反り
  • フレットの減り
  • オクターブチューニング
  • 音の詰まりを確認

自身でわからない場合は詳しい人と一緒に行くのも良いですし、店員さんに聞くと普通に答えてくれます。

重要なポイントは店員さんに「色々聞くこと」です。

 

自分でわからないときに〇〇の状態ってどうですか?と聞けば、正直に答えてくれる人が多いです。

ですが、こちらから聞いてもいないのにわざわざ悪いところを回答してくれる人はさすがに少ないです。

 

なので、違いを自分で見分けられないまでも質問はできるようにポイントとなる箇所を知っておくことは中古ギター選びですごく大事なことです。

ネックの反り

ギターのネック

ネックの反りってすごく大事なポイントですが、目視確認しても難しいイメージがありますよね。

実は誰でも簡単に確認できる方法があるんです。

ネックの状態 確認方法

  1. 片方の手で6弦1フレットを抑える
  2. もう片方の手の小指で6弦15フレットを抑える
  3. ②を抑えた手の人差し指で6弦7~8フレットを軽くタップする

上記の方法で軽くタップすると、ネックの状態によって出る音が変わります。

出る音によるネックの状態がこちら。

  • カチカチ音がする…正常
  • 音がほとんど鳴らない…逆反り(ネック中間が盛り上がってる状態)
  • ハンマリングのようにビーンと音が鳴る…順反り(ネック中間が下がってる状態)

上記の方法を6弦だけでなく、1弦や3弦などでも試しましょう。

弦によって音が変わる場合はネックにねじれが発生しています。

 

更に言うと、1フレットと15フレットを抑えた状態で各フレットと弦の距離を見るとなお良いです。

ネックが波打ってる場合はフレットによって弦との距離が変わってます。

 

ちなみに僕はJ-45を買うまでに東京都内の大手楽器店で中古ギターを50本くらい試しました。

そのときの印象だとネックはほとんどのギターが正常の範囲内でした。

まあ、中古ギター探す人だとネックのチェックはみんなするので、店側も事前に調整しているんでしょうね。

フレットの減り

フレットの減り

消耗パーツで修理に繋がりやすいのがフレットの減り。

上記の画像は消耗しているフレット(左)と全く消耗していないフレット(右)を並べたものです。

上記の凹みが増してくると、特定弦で音がビビり始めてフレット修理となります。

 

アコギの場合は1~5フレットあたりに消耗が集中します。

そのため、凹み具合の確認をする場合は15フレットなどのアコギで使うことがないところとローフレットを見比べましょう。

 

また、中古ギターにおいてフレットの減りはみんな確認することなので、Web上の商品紹介ページではフレットの残りが何割くらいあるか記載している店が多いです。

 

ちなみに中古アコギだと、フレットは残り7~8割くらいの商品が中心ですね。

数年使うと、音がビビり始めて修理となるケースが多いです。

オクターブチューニング

オクターブチューニングのやり方

  1. 弦の12フレットを押弦して鳴らす
  2. 同じ弦の12フレットのハーモニクスを鳴らす
  3. 音の違いを確認

アコギの状態を確認するのに重宝するのがオクターブチューニング。

チューナーでチューニングを合わせても、アコギの状態に異常があるとオクターブチューニングは合いません。

 

オクターブチューニングが狂う原因となるのが、下記の2点。

  • サドル山が変形している
  • ギターボディの下部が膨らんでいる

アコギのサドル

ただ、オクターブチューニングについても大手楽器店だと、わかりやすく狂ってる商品はありませんでした。

さすがにそのレベルは調整されているようです。

音の詰まりを確認

全弦の主要なフレットを一通り弾いて、音の詰まりやビビリが発生するところがないか確認しましょう。

開放弦はもちろんですが、意外と5~7フレットあたりで音が詰まるものがあったりします。

 

音の詰まりはナットの溝が深くなったことが原因だったりしますが、サドルやネックの反りなど複合的な理由なことも多いです。

アコギのナット

ナットの溝の深さを目視確認するのも厳しいので、弾いてみて異常がないかを確認する方が確実です。

また、アコギの音に関する異常は複合的な要因が多いので、色んな箇所を弾いてみるのは非常に大事です。

 

色んなところをチェックしてみて

「このギターすごく良いんだけど、音が詰まるんだよなぁ」

…といったことがあれば、店員さんに相談すると無料で調整してくれたりするので相談してみると良いでしょう。

 

中古でおすすめのアコギメーカー

中古のアコギを買うとして、おすすめのアコギメーカーが4カ所あります。

  1. ヤイリギター(K.Yairi)…サポート体制が厚い国内メーカー
  2. Taylor(テイラー)…中古の値下がり幅が大きめ
  3. Gibson(ギブソン)…ヴィンテージギターはルックス・音質共に魅力的
  4. Martin(マーチン)…ヴィンテージギターはルックス・音質共に魅力的

どのメーカーも価格帯は10万円以上と高めにはなりますが、中古で手を出すならチェックしておきたいメーカーです。

それぞれを掘り下げて解説していきます。

ヤイリギター(K.Yairi)

※本社のショールーム

岐阜県にある、国内ギターメーカーです。

少数精鋭の職人さんが手作業中心でギター制作をしているのが特徴。

 

ヤイリギター(K.Yairi)は自社のギター調整・修理をかなり低価格で受けてくれます。

そして、長く使ってもらいたいので直せる限りは直す…という方針なので親身にサポートしてくれるのも嬉しい点です。

 

中古ギターであっても、メーカー側でしっかりと対応してくれるので安心できます。

また、ヤイリギター(K.Yairi)は物自体がいいので中古でも長く使える可能性が高いです。

 

10万円台で中古の質が良いアコギを探すなら、ヤイリギター(K.Yairi)はチェックしておくべきメーカーです。

ただし、元々の出荷本数が多くないので中古で出回っている本数はやっぱり少ないです。

Taylor(テイラー)

エレアコに定評があるアコギメーカーのTaylor(テイラー)。

演奏性も高く、どこの会場でも安定して使いやすいため、人気のギターメーカーです。

 

Taylor(テイラー)は他のメーカーと比べて、中古の価格設定が安めです。

アコギの中古相場だと新品の7割程度の価格設定が多めなんですけど、何故かTaylor(テイラー)は6割程度の設定が多いです。

 

まあ、仕様変更が多いメーカーですからねぇ。

旧仕様の値崩れが早いということかもしれません。

Taylorってむしろ、旧仕様の方が高評価なことが結構多いので狙い目だったりするんですよね。

 

中古にすればワンランク上のエレアコにも手が出せるようになるため、利用価値が高いメーカーです。

Gibson(ギブソン)

Gibson J-45

Gibson(ギブソン)の中古と言えば、狙い目はヴィンテージギターです。

プロアーティストの使用者も多く、渋いルックスと経年した木材で作られた枯れた音は未だに人気。

 

ただ、やっぱり値段は高いです。

J-45の年代別 ザックリな金額間

プロアーティストでは1960年代ものを使用されている方が多いですね。

ヴィンテージギターの中には鳴りがすさまじいものもたくさんあるので、色々触ってみると面白いですよ。

Martin(マーチン)

Martin(マーチン)もGibsonと一緒で中古と言えば、ヴィンテージギターです。

今では入手困難となった、ハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)を使ったアコギが中古なら入手可能です。

 

ハカランダを使ったMartinギターは明るくて響きもすごいので、プロアーティスト使用者も多いです。

憧れのギターなんですけど、値段がとにかく高いです…。

D-28の年代別 ザックリな金額間

D-28だと1968年までがハカランダ仕様なのですが、100万円近いものばかり。

年々、価格は高騰しており手が出せる金額間ではなくなってきました。

 

一生ものとして素晴らしい音のギターを探している方は、ぜひハカランダサウンドを体験してみてください。

 

中古のアコギ まとめ

PCを使う人

  • 初心者は中古アコギはやめたほうが良い
  • 新品で20万円以上するギターを中古で買うのはあり
  • 中古アコギを探すなら、自分で判断できなくても店員さんに質問すべきポイントは理解しておくべし

ぎたすけ

やっぱり、中古のアコギを買うのって難しいんだな

たけしゃん

まあ、中古を買って失敗するのもギターを学ぶための良い経験だとは思うけどね。失敗したくないなら新品が無難だよね

中古のアコギについての解説でした。

価格以外で中古に手を出す理由がある場合が最も失敗しにくいですね。

 

逆に価格だけを目的に中古に手を出すと危ないです。

「悩む理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」とよく聞きますが、アコギの中古においても言えることですね。

 

ちなみにアコギの状態に関する知識やノウハウを身に着けるには「アコースティック・ギター・メインテナンス・ガイド プロの現場の調整術」がおすすめです。

本記事も本書で勉強した内容を実際に試してみた経験から書いてるものが大半です。

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