アコギ上達のコツは超絶テクニックでなく引き出しの数を増やすこと

「アコギって基本的な事を覚えた後ってどうすればいいんだろう?」

今日はアコギの練習について。初心者ではなく中級者向けの記事です。

エレキギターに比べて、やれることが少ないせいか、成長が頭打ちになりやすい印象のアコギ。

色んな弾き語りの人がいますが、アコギ弾きで個性を出せている人ってなかなかいないんですよね。

逆に個性出せている人って超絶上手い。

 

どうしても同じような演奏になってしまい、ギターのスキルも頭打ち。

長い事アコギを弾いていても、腕前は変わらなかったりと悩ましいことがたくさんあります。

そこで今日は頭打ちになりやすい理由を分析。

その状況を打破して成長するには何が必要かを考えます。

アコギはパターン化しやすい

悩む男女

エレキギターに比べてアコースティックギターはぱっと思いつく演奏方法が少ないです。

大きくは2つ。

  1. コードストローク
  2. コードアルペジオ

この2つって言っても奥が物凄く深い。

でも、基本形が出来れば大抵の曲の演奏ができちゃう。

陥りやすいのはFコードなどを含めて、基本的なコードが一通り弾けるようになったら、そこから成長しないパターン。

弾き語りってボイシングとか気にしなければ、それだけで成立しちゃう。

もちろん、ハイコード使ってみたりミュートを入れたりと工夫の余地は様々あります。

ただ、やらなくても演奏自体は成立します。

 

特にこの基本的なコードをジャカジャカ弾いているだけで済ますパターンは歌が上手い人にありがち。

歌が上手い人はギターの工夫は何もなくても、それだけでよく聴こえてしまいます。

ギターも工夫することで一気に説得力が増すんだけど、なんともったいない。

 

アコギで成長を目指すためには、このパターン化から抜け出すことが大事。

超絶テクニックを練習する必要はないです。

色んなジャンルや演奏スタイルにチャレンジしてみることが重要なんです。

 

しかし、一度パターンを見つけてしまうと延々それだけやっちゃうのが人間ってもんですよね。

居心地いいとこ見つけちゃうと、チャレンジする気を出すのは一苦労なんです。

超絶テクより引き出しが大事

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よく、アコギでギターソロが弾きたい。

高難易度の演奏にチャレンジしたいという相談を受けます。

なんですけど、アコギの上手い人って良く見るとわかりますが、大半は超絶テクニックなわけではないのです。

アコギが上手い人はテクニックよりは引き出しがとにかく多いのです。

エレキギターでヘビーメタル的な早弾きをしたいなら、それなりに難しい技術を練習する必要があります。

 

しかし、アコギで早弾きが必要になることって、そんなにありません。

完コピしてみて気づくのは、難しそうで実はシンプルであることなのです。

難しいことをやっているわけではなく、引き出しを活用して印象的なフレーズを作るのが上手いんですよね。

 

自身で曲を作るときも、既存曲をアコギ一本で料理するときも必要なのは演奏スキルより引き出しの多さと発想力です。

パターンからの脱出法

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それではここからは<<1. アコギはパターン化しやすい>>からの脱出法を書いていきます。

どのような練習スタイルでやっていくとよいのでしょうか。

完コピすること

一番大事なこと。既存の曲をコピーするときにしっかり、完コピすることです。

 

ある程度、アコギが弾けるようになるとネット上に掲載されている歌詞とコードが書いてある譜面を見てパッと弾けるようになります。

曲を知っていれば1~2回流れを確認するだけで大抵の曲をある程度のクオリティで弾けるようになるでしょう。

これがパターン化に嵌ってしまう要因です。

 

本当はコードネームに書かれていない細かい工夫が施されていて、その部分が大事だったりするのですが見逃してしまいます。

もちろん、時間がない時やどうしてもすぐ弾き語りしたいときもあるので必ず完コピする必要はありません。

ただ、コードネームだけ見てパッと弾くだけではなく気になった曲をちゃんと完コピすることは忘れないでください。

引き出しを増やすためには完コピすることは非常に重要です。

耳コピすること

以前の記事でも掲載しましたが、耳コピすることは大事です。

耳コピは地道な作業ですが、その分覚えると自身の血となり肉となります。

 

耳コピして音を探り当てていくことで何故、そのようなボイシングや抑え方をしているのかなど理屈も考えるようになります。

パッと弾き語りできるようになると地道な作業が本当に億劫になってしまいます。

そんな時も、我慢して取り組むことが大事です。

物事を覚える時って紙に書くのと一緒。

耳コピするってのも、そんなイメージ。

耳コピしたコードや進行ってすぐに覚えられるので、活用もできるんですよね。

ギター弾き語りにおける耳コピの重要性

エレキギターを触ってみよう

これはオマケ。必ずしもやる必要はない。

ギターソロとか弾けるようになりたいなら、一番効果的なのはギターソロを完コピすることです。

 

「スケールとか覚えていかないと」となることが多い。

でも、実際ギターソロを弾いたことがない人がいきなりスケールを覚えても有効に活用できません。

 

好きなミュージシャンのバンドスコアを買ってギターソロを弾いてみるとよいでしょう。

どのような奏法や音運びでギターソロが構成されているのかを研究してみましょう。

 

ある程度、わかってきたら今度は耳コピでギターソロを弾いてみましょう。

エレキギターとアコギは別物ではありますが、基本スキルは共通して使えるところも多いです。

好きなアーティストのルーツを調べよう

弾き語りをしていて憧れているアーティストがみなさんいますよね。

そのアーティストはどんなアーティストを聞いて育ってきたのでしょうか。

ルーツを調べていき、ルーツになっている人の曲をコピーするというのも有効です。

例えば、山崎まさよしさん。

まさやんのルーツというとブルースになりますよね。

インタビューを見ていても幅広いですが、Creamジミヘンドリックスあたりに最も影響を受けているんじゃないかと感じます。

 

Creamと言えばエリック・クラプトン。

クラプトンの曲をコピーしてみると今度はクラプトンのルーツって何だろう?って考えるようになる。

クラプトンのルーツと言えばロバート・ジョンソンが真っ先に出てくると思います。

今度はロバート・ジョンソン聴いてみよう。

こんな風に自分の聴く音楽が広がっていけば、引き出しがどんどん増えていきます。

 

ただ、アーティストまたぐ度に興味わかなくなってきます(苦笑)。

まとめ

  • アコギはある程度弾けるとパターン化されて、ワンパターンになりがち
  • プロの音楽を完コピすることで引き出しを増やそう
  • エレキギターを弾いたり、自分の普段聞かない音楽にも手を出そう

こんなとこ。

ある程度弾けるようになると、本当に完コピとかが億劫になるんですよ。

僕も、何年か完コピしないでネットのコード譜だけで、パッと弾き語りしている時代がありました。

曲はいっぱい弾けるようになるけど、中身が薄かったなぁと後悔しています。

 

イチロー選手がインタビューで言っていたこと。

「回り道することは非常に重要。回り道せずに目標にたどり着ける人はいないと僕は思うけど、仮に最短距離で目標に辿り着く人がいたとしても深みは出せない」

いや、ほんとそう。反省することばかり。

やっぱりトップアスリートが言うことは違うな。

 

そうなんだよね。悩んで回り道しないと結局、プレイに深みが出ないんだよなぁ。

回り道のように見えるけど、完コピや耳コピはしたほうがよい。

今後の自分を支える地盤になる。

僕も記事を書いたからには自分に言い聞かせて頑張ります。