スグに使えるEQレシピ ~書籍レビュー~

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

今日は書籍レビュー。「スグに使えるEQレシピ」です。

EQ(イコライザー)といえばmixの基本要素です。DTMをやらない人にも馴染みが深い言葉ですね。

EQ(イコライザー)のススメ

2016.04.11

僕も当時、作編曲を習っていたプロの先生から薦められて、この本を購入しました。
EQはよくわからんけど、オススメな設定方法をとりあえず知りたいという方は購入してみるとよいでしょう。

1. 本の概要

概要

まずは公式の内容紹介。

各楽器別の調整ポイントと、求める音に瞬時に設定できるパラメーターが満載

DAWには必ず備えられているイコライザー(EQ)。ただ、どう調整すれば良いのか分からず避けていたり、使ってもプリセットぐらい……という人は多いと思います。確かにイコライザーには、あまり見慣れないアルファベットや記号があって理解しにくいですし、機能が分かったとしても、実際にどうやって使えば良いのか分かりづらいもの。でも、自在に調整することができれば、満足のいくミックスを実現することができます。そこでまるごと1冊、イコライザーの使用方法を解説する書籍を作ってみました。ミックスでお悩みのあなた、ぜひ本書をDAWの近くに置いて使い倒してください!

-Rittor Music-

続けて目次。

■序章 イコライザーの基礎知識
■第1章 キック編
■第2章 スネア編
■第3章 ハイハット編
■第4章 シンバル編
■第5章 タム編
■第6章 パーカッション編
■第7章 リズム・マシン編
■第8章 ベース編
■第9章 エレキギター編
■第10章 アコギ編
■第11章 ピアノ編
■第12章 キーボード編
■第13章 ストリングス編
■第14章 ブラス編
■第15章 ボーカル編
■第16章 エフェクト編
■第17章 2ミックス編
■綴じ込み付録 EQポイント早見表ミニポスター

こんな感じ。大体の楽器をカバーしていますね。

2. レビュー

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それでは、早速レビューです。
前章の目次の内容全てを使ってみたわけではないですが8割方使ってみた感想です。アコギ、ボーカルは全部試しました。

2-1. 大半の楽器を網羅しているが…

様々な楽器のEQレシピが載っており、全部で17章ありますが各章で平均10項目くらい用意されています。
なお、約半分がドラムです。

ただ、ドラムが一番気を使うところでもあるので、これはこれで適正ではないかと思います。

ボーカルは男女全部で13項目、アコギもストロークとアルペジオで11項目となっています。
やや、内容不足な感は否めません。まあ、弾き語りすと向けに作っているわけではないので、しょうがないところでしょうか。

他の楽器についても、奏法別に解説してくれています。このあたりは状況別に使えて非常によいですね。
ただ、よいからこそボリューム不足感が否めません。

もっと価格を高くしてもらっていいからページ数を倍にして欲しかったですね。そうすると買う人減っちゃうかな。

2-2. 使いやすいプリセット

紹介されているプリセットは実に使いやすいです。
薦めてくれた作曲の先生も「本の内容そのまんまで結構、使えるプリセットがあるからいいよ」と仰っていましたが、本当にそんな感じ。

なので、初心者にはかなりオススメできる本ですね。
まだ、EQ勉強中って方は勉強は並行してしながら、しばらくはEQレシピ掲載のプリセットを使うと方法を取れば、EQは及第点取れそう。知識もついてきたら、本よりももっと積極的にEQを活用していけばよいです。

ただ逆に言えば、そこそこやっている方には必要ないかも。プリセットも無難なやつが多いです。
楽器もオーソドックスなものばかりですしね。

2-3. オマケが充実している

意外と充実しているのがオマケの項目。

まず、綴じ込み付録の「EQポイント早見表」
これが中々よいです。各章に出てくる楽器全てが載っています。奏法やポイント別に帯域の記載があります。

見ていて「なるほど~」と感じるところが多く面白い付録でした。

続いては付属のCD。こちらには各レシピの加工前と加工後が載っています。違いを勉強するには最適。

そして最後は各章の最後に入っているTips。
気になる・知りたいという内容がうまく入っており、いい感じのTipsでした。

レシピだけ読んでしまいがちですが、嬉しい誤算というやつです。買った人でレシピだけ読んでいた人はもう一度読み直すとよいですよ。

3. まとめ

結論だけいうと、初心者には素晴らしい1冊です。是非購入しておきましょう。
既にDTMをやりこんでいる中級者以上には知っていることが多いと思うので、まとめとして持っていても損はしないという程度で感動はないです。

初心者には間違いなくオススメできますね。
とりあえずEQレシピのプリセットを使っておけば、勉強しながらそこそこにまとめあげられるのは本当に大きいです。

でも気をつけないといけないのが、いつまでもEQレシピに頼っていると引き出しが増えず、成長しません。
自分が成長するまでの本だと割り切って、EQレシピがないとmixができないなんてことがないように使用しましょう。

レシピシリーズはコンプやリバーブも出ていますが、EQが一番使える本ではないかと感じます。
mixを始めてみようかなと思った人はとりあえず買っておいて損はしない1冊といえるでしょう。

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。