「ギターが上手い人はカポタストを使わない」論が真実かを解説する

ぎたすけ

カポタストを使わない人って玄人ってイメージはあるよなぁ。なんとなくだけど

たけしゃん

なんとなく、そんなイメージだよね。今日は疑問を解決できるようにちゃんと掘り下げて解説していくよ

ギター弾きには欠かせないアイテム、カポタスト。

お世話になることが非常に多いですが、「上手い人はカポタストを使わない」という風説があります。

 

ほんとに上手い人は使わないのか?というと…。

そんなことはなく上手い人もカポタストを使っています。

じゃあ、何で「上手い人はカポタストを使わない」という風説が流れているのか?…というと一理あるからです。

 

結論を言うと「カポタストに頼りすぎはダメ。全く頼らないのもダメ」なのです。

本記事では自身の演奏力成長に向けたカポタストとの上手な付き合い方を解説していきます。

カポタストの活用場面

まずはどんな時にカポタストを活用するのか?を理解しましょう。

活用場面は大きくは下記の3つ。

  1. 演奏するコードを弾きやすいものに変える
  2. 曲のキーを変える
  3. ギターの音色を変える

参考記事

カポタストって何をする道具? -ギターアイテム解説シリーズ-

ここで、「上手い人はカポタストを使わない」理論に関わっているのは主に①です。

カポタストを使って演奏するコードを弾きやすいものに変えるため、上達しない…という理屈ですね。

何となく筋は通っているように思えます。

カポタストに頼りすぎはダメ、全く頼らないのもダメ

では、最初に書いた結論について掘り下げていきましょう。

カポタストに頼りすぎって具体的にはどんなときを指すのか?

 

また、全く頼らないことの弊害は何なのか?

それぞれの事例を具体的に解説していきます。

カポタストに頼りすぎな例

まずは頼りすぎな具体例から。

これはいたって単純。気づくと毎回同じキーで演奏していませんか?

 

弾き語りで使いやすいキーって決まっています。

具体的にはCキー、Gキーの2つ。

30分ライブの演奏を見ていて、カポの位置が変わるだけで全曲CもしくはGキーという事例は初中級者にはあるあるネタです。

 

しかも、カポに頼りすぎる人はコードやリズムもバリエーションがありません。

こうなると、聴き手は全曲同じに聴こえてきます。

 

様々なキーを経験することで演奏のバリエーションも生まれます。

コードやフレーズに関する知識もついてくるものです。

カポタストに頼りすぎて、プレイがワンパターンにならないように気を付けましょう。

カポタストを全く使わない弊害

続いて逆の全く使わないパターン。

カポタストを使わないがために、バレーコードが多発。ポジションも動きまくり。

結果として、聴いていられないようなギタープレイになっているパターン。

 

特にありがちなのが、D♭キーなどをアルペジオで弾こうとする人。

ダイアトニックコードがほぼバレーコードしかないので、綺麗にプレイするのはプロでも無理です。

普通に上手い人でもCAPO:1にしてCキーで演奏します。

 

「カポタストを使わない」を目的にするあまりにプレイが疎かになりがち。

カポを使う・使わないは手段なので「良い演奏をする」のが目的です。目的を見失わないようにしましょう。

カポタストの上手い活用方法

ダメなパターンを学んだところで、カポタストの上手い活用方法を解説していきます。

こちらも結論から言いますと…。

カポタストは演奏の幅を広げる道具と考えて使いましょう。

ここでは具体的に山崎まさよしさんを例に出して事例を解説していきます。

山崎まさよしとカポタスト

山崎まさよしさんはカポタストを使うことは少ないです。

上記の「心拍数」はE♭キーです。一般的にはCapo:3のCキーもしくはCapo:1のDキーを選択することが多い。

しかし、楽曲を聴くとE♭キーのまま演奏しており、曲の雰囲気をカッコよく仕上げています。

 

同様に山崎まさよしさんはBキーをカポなしで演奏することが多いです。

Bキーについても半音ダウンチューニングでCキーにするか、Capo:2でAキー、Capo:4でGキーの三択が一般的。

しかし、「パンを焼く」などカポをつけずにブルース的なアプローチでカッコよく演奏されています。

 

やっぱり、上手い人はカポを使わないんじゃないか!

…と思った方。ここからが重要です。

カポタストを活用した楽曲

山崎まさよしさんがカポタストを使っている楽曲、「やわらかい月」です。

この楽曲のAキーですが、Capo:2のGキーで演奏しています。

 

Aキーはカポタストをつけないで演奏されることが多いキーですが、まさよしさんはあえてカポをつけて演奏しています。

おそらく、曲の雰囲気や進行に合わせてGキーでのアルペジオが適していると判断したのでしょう。

 

アルペジオで演奏するならGキーのほうがポジションチェンジの幅も小さく、音の繋がりを出しやすいです。

このように楽曲の雰囲気や鳴らしたい音によって、選択肢を変えられることが重要です。

カポタストで演奏の幅を広げる

改めてですが、カポタストを有効に使うには「演奏の幅を広げるために使う」という意識が重要です。

そのためには2つの観点で使用するか判断しましょう。

  1. 曲に合わせた最適な響きはどれか
  2. 特定のフレーズを入れるか

曲に合わせた最適な響きはどれか

同じ音の構成でもAを弾くのと、Capo:2でGを弾くのでは印象が変わります。

例えば、明るいポップな楽曲を演奏する場合にはバレーコードを多用するキーより、開放弦を多用するキーのほうが適している場合が多いです。

 

また、コード構成もキーによって作りやすさが違います。

オンコードによるベースラインの作りやテンションコードの入れるポイントなど。

キーによって構成が変わってくるので曲にあった選択をしましょう。

特定のフレーズを入れるか

キーによって伴奏内にフレーズやメロディの入れやすさが変わります。

初心者がブルースにチャレンジする時はソロを弾きやすいようにEブルース、Aブルースを選択することが多い。

 

弾き語りでも、伴奏にちょっとしたメロディを入れるならルートに開放弦が多いEキー、Aキーが楽。

また、ハンマリング・プリング・スライドを入れる場合はローコードが多い、Cキー、Dキー、Gキーあたりが楽。

 

このようにプレイの自由度を高めるためにカポタストを使ってキーを変更することがあります。

選択肢をたくさん持つこと

カポタストは演奏の選択肢を増やすために使うものです。

例えば、Bキーの曲を演奏する場合に下記の選択肢があります。

  • Bキーのまま演奏する
  • 半音ダウンチューニングでCキー
  • Capo:2でAキー
  • Capo:4でGキー

この4つの選択肢から曲に合わせたチョイスをするのが望ましい。

選択肢が1~2個しかない人はもったいないです。

 

カポタストに頼りすぎたり、頼らな過ぎると選択肢を狭めてしまうことになります。

演奏の選択肢を増やすためにカポタストを使うという意識は忘れないようにしましょう。

まとめ

  • カポタストは上手い人も使う
  • カポタストは演奏の幅を広げるために使うもの
  • カポタストを使うかどうかは最適な演奏はどっちなのかで考える

ぎたすけ

なるほど。演奏が良くなるかどうかで考えるってシンプルな考え方でいいな

たけしゃん

そうそう。あれこれ考えるから迷っちゃう。演奏が良くなるかどうかだけで考えれば良いよね。

「上手い人はカポタストを使わない」という風説について解説した記事でした。

結論は上手い人もカポタストを使います!

ただし、上手い人は「演奏を簡単にする道具」ではなく「演奏の幅を広げる道具」として活用しているのです。

 

あなたもカポタストを多用するときは一度考えてみましょう。

  • 同じような演奏ばかりしてないか?
  • 本当にこの選択が一番良いのか?

考えながら使えばカポタストは成長につながる素晴らしいアイテムになるでしょう!

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