並行輸入品とは ~楽器・機材を買うときに知っておくべきこと~

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

今日は並行輸入品とは何か?というお話です。

先日から商品紹介でアフィリエイトリンクを貼り出したのですが、その時に気づいたこと。

「Amazonには並行輸入品が多い」

探していると、並行輸入品のほうが遥かに多く出てきます。
しかも、国内正規品より安いため、どうしても並行輸入品に手が出てしまいます。

しかし、正規品より安いということはどこかに罠があるわけなんです。今回は並行輸入品というものが何もので、どこにリスクがあるのかを掘り下げていきます。

1. 並行輸入品とは

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並行輸入とは 正規代理店ルートとは別のルートで真正品を輸入することです。 海外の有名ブランド品等を、正規代理店以外の第三者が、外国で合法的に製造・販売された商品を外国で購入し、日本の総代理店契約者等の許諾を得ずに、正規代理店ルート以外のルートで輸入する行為を指します。

-一般社団法人 日本流通自主管理協会HPより-

楽器や機材においても、海外ブランドの製品は海外ブランドが日本に会社を作って、そこから各店に卸すか、国内正規代理店を決めて、正規代理店が国内店に卸して販売を行います。

  • 海外ブランドが日本に会社を作る例 ⇒ 本社:Fender 日本国内の会社:Fender Music
  • 国内正規代理店を決める例⇒ 本社 :TayLor 日本国内の代理店:山野楽器

こんな感じです。このへんは細かく覚える必要はありません。

どちらにしろ、国内に設立した会社もしくは代理店から卸された商品が正規品で、それ以外のルートで仕入れた商品は並行輸入品というわけです。

2. 並行輸入品のメリット

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やっぱり、正規品を買いたいと思うのが人情です。なんといっても安心感が違います。
だがしかし、並行輸入品が売れているからAmazonなどにいっぱいあるわけなんです。

並行輸入品のどんなところに魅力があるのでしょうか。

2-1. 価格が安い

並行輸入品の魅力といえば、なんといっても正規品よりも価格が安いということです。

例えば、下記の記事で紹介した。ピックアップで見てみましょうか。

アコギ用ピックアップの選び方 ~種類別に定番製品を解説~

2016.03.17

上記の記事でデュアルシステムのピックアップ「L.R.Baggs/Anthem」を紹介しましたが、正規品と並行輸入品の価格を比べてみましょう。

  • 国内正規品 49,800円
  • 並行輸入品 31,980円

並行輸入品は国内正規品の約65%の値段で購入できてしまいます。

ものによっては半額なんてものまであります。恐るべし…並行輸入品。

2-2. 国内では買えない商品が手に入る

このパターンは単純にシェア率が低いため、国内代理店などがないパターンです。

国内代理店がなければ正規ルートで買うためには海外へ行って買うしかないです。
そうなると商品代より旅費のほうが遥かに嵩んでしまいます。

そこで、並行輸入品を買うことになります。

意外と音楽をやっていると、このパターンがあります。マイナーなエフェクターとかDTMのプラグイン。洋楽の楽譜やCDなど。

実は気づいていないだけで、並行輸入品を既に買ったりしているかもしれませんね。

3. 並行輸入品のデメリット

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続いて、並行輸入品のデメリットです。
なかなか、価格差以上にきついものが入っています。ポチる前にしっかり読みましょう。

3-1. 保証が効かないことがある

正規品であれば、必ずメーカー保証が1年程度ついています。
初期不良にも対応してもらえます。

並行輸入品だと、ルートが正規ではないため、正規代理店から修理を断られてしまうことがあります。
正規代理店に断られると他の店ではメーカー保証は効きません。もちろん、初期不良交換なんてしてもらえません。

3-2. メーカーサポートが受けられないことがある

3-1に近い事象ですね。国内正規品以外はサポート対象外としているところは結構あります。
国内の正規代理店はユーザーサポートも行いますので、そのコストも価格に上乗せされて並行輸入品より高かったりするわけです。

特にDTMなどのソフトはPC環境によってうまく立ち上がらないことが多々あるので、メーカーサポートが受けられないのは思ったよりきついと思います。

3-3. 製品が日本仕様になっていない

国内正規代理店を経由していれば、もちろん日本国内で使用することを前提に輸入されているので、電圧などが日本仕様に変わっています。
しかし、並行輸入品はそのようなことは配慮されていません。

よくあるのが電源です。日本国内は100Vですが、並行輸入品を買うと120Vだったりします。
その場合は変圧器を使う必要があります。変圧器を使うと音に影響も出る恐れがありますし、仕様がそもそも海外になっているものは手を出さないほうが懸命でしょう。

3-4. 日本語マニュアルが添付されていない

国内正規代理店を経由すると、大抵は日本語マニュアルが添付されます。
並行輸入品だと海外のマニュアルしか、添付されません。

<<3-2. メーカーサポートが受けられないことがある>>と相まって、ますます玄人志向な話になってきます。
自力で調べて解決できる自信がない人はやめておいたほうが懸命でしょう。

4. まとめ

並行輸入品のメリット・デメリット。ご理解いただけたでしょうか。

「並行輸入品=悪」というわけではありません。メリット・デメリットをよく理解したうえで購入を考えればむしろ、よいこともたくさんあるでしょう。

やはりイメージ的には並行輸入品は玄人志向です。メーカーに頼らず、自分自身で調べたり、試したり出来ない人には向いていないでしょう。

また、並行輸入品を買うときは販売店を選ぶことも大事です。よくわからない店で買うと、箱がボロボロだったり、付属品が足りなかったりすることもあります。
時計やバッグと違って楽器や機材は偽者を販売されることは少ないですが、ただでさえ正規のルートではないわけですから、怪しいところから買わないように気をつけましょう。

なお、当ブログで商品紹介をする時には原則は下記の優先順位でリンクを貼ろうと思います。

正規代理店販売>正規輸入品>並行輸入品

並行輸入品をリンクで貼る時は正規輸入品がないときだけにします。

個人的には正規輸入品がある商品であれば正規品を買うことをオススメします。正規輸入品は高いですが、安心できます。言うなれば安心をお金で買うということです。
その品物を長く使うつもりであれば安心を買うことは重要ではないでしょうか。

なお、正規の代理店がない商品においては普通の楽器店でも並行輸入品が置いてあったりします。その場合は有名店で並行輸入品を購入するとよいでしょう。

一般的な楽器店であれば、並行輸入品と言えどもある程度のサポートは受けられます。

このように使い分けて購入することで、リスクを回避しつつ、様々な製品を使うことができるようになります。
安いのは、それなりの理由があると言うことですね。全く、世知辛いぜ

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。