プロミュージシャンになるにはフリーターになるべき?

こんにちは!たけしゃん(@_tkshan)です。

今日はコラム的なことを書きます。やっぱり、ブログですから自分の思うことを好き勝手書いてみるべきかなと思ったわけです。

ということで第一回のコラムはプロミュージシャンとフリーターについてです。
僕はサラリーマンですが、大学卒業して本格的にプロ目指してアルバイトや契約社員をやりながら、音楽活動をやっていました。

それで、僕と同じように大学卒業してプロミュージシャン目指す人もたくさん見てきました。

みんな迷うことなく、フリーターを選ぶんですが、それって果たしてどうなのか?
僕なりに思ったことを書きたいと思います。

1. プロ目指す人=フリーター?

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まず、思うこと。

「プロを目指すにはフリーターでなければいけない」って暗黙のルールがないですか?暗黙のルールどころか世間一般の共通認識なんじゃないかってレベル。

正直、僕自身も大学卒業後は何も疑問に感じず、フリーターになって音楽活動してました。今思えば正社員でも、同じくらいの活動ができたんじゃないの?って思います。

そして、大学生の後輩なんかと話したり、相談にのっていても決まり文句のように「フリーターしながらプロを目指します」ってみんな言うの。

新卒正社員として働きながら、プロ目指そうと思っている人なんて見たことない。考えたことすらないんじゃないのかな。でも、それって自身の選択の幅を狭めることになるから、本当にもったいないと思う。

特に一番言いたいのが「フリーターになればプロに近づくわけじゃない」ということ。

フリーターで音楽活動していること自体に酔ってる人も多いんですよね。
「僕には音楽しかない」「もう、音楽で生きるしかないって覚悟決めてます」的な。

正直なとこ、関係ないんですよね。正社員でも音楽頑張れるし、覚悟決めたって行動が伴わないなら何の意味もない。雇用形態よりも何をやったかが大事。

今回、このコラムを書こうと思ったのは別にフリーターでプロを目指すことを否定したいわけではないです。

むしろ、プロに近づけば近づくほど、正社員で仕事しながら音楽をやるのは難しいことは事実。

だから、結局のところは活動が活発化してくればフリーターでセミプロ的なポジションになり、最終的にプロになっていくのです。

ただ、そこまでの過程の話で色んな選択肢があるし、考え方もあるんじゃないの?という僕の体験談を通して、これからプロミュージシャンを目指す人に今後の活動を濃くするためにはどうするべきか、考えて欲しいと感じたわけです。

「フリーターとしてプロを目指す」「正社員としてプロを目指す」「ニートとしてプロを目指す」
この3つ…いや、2つの選択肢のメリット・デメリットをちゃんと考えて選択すれば、「今何するべきか」がちゃんと見えてくるのではないか、そして今を濃くできるはずです。

1-1. 時間を有意義に使えるか

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フリーターか正社員かを考えるときに一番重要視されるのは時間の問題です。
時間の確保が難しいからフリーターを選ぶわけです。その点について考えてみましょう。

まず、大学卒業後にフリーターか正社員を考えるときに既に在学中で音楽活動をしっかりやっている人は迷うことなんてないはずなのです。

ガッツリ音楽活動していればスケジュールがある程度埋まっていて、大学卒業後も今と同等もしくはそれ以上に音楽でスケジュールを埋めるなら正社員という選択肢はほぼありません。
そういった方は必然的に空きスケジュールでアルバイトをしながら音楽活動続けていくしか選択肢はないでしょう。

今回問題にしたいのはそうではない方。

在学中に大して音楽活動をしてきたわけではなく、就職を考えるにあたり、夢にチャレンジしたくなった等。
これから音楽活動を本格化しようと思っている人。昔の僕もこっちに該当します。

こちらの方は卒業後は音楽にとにかく情熱を捧げようと考えます。「そうすると、正社員じゃ時間が足りないぞ」と思うわけです。

しかし、本当に足りないの?ちゃんと何をするか計画を建てたの?
というのも僕はフリーターだろうが正社員だろうが、しばらくは音楽にかけられる時間に大差はないと考えているからです。

もちろん、フリーターのほうが時間があります。
ただ、大抵の人間は何していいかよくわからなくて時間を有効に使いきれません。

逆に正社員は時間がフリーターよりありません。しかし、お金は少しあります。
だから、お金を使って時間を少しでも有効に活用しようと考えます。

そうすると、フリーターは膨大な時間を薄く活用し、正社員は少ない時間を濃く活用するので大差ないというわけです。

更に言うと、東京が実家の方はともかく上京してきた人は生活費を稼ぐために結局、正社員と同じ時間フリーターで働く必要があります。

正社員とフリーターの差は休みの取りやすさです。毎週土日休みでいいか、平日にも休みたいかで選択肢が変わってきます。詳しくは下記記事へ。

週5でバイトしているミュージシャンは正社員になったほうがいいよ

2017.01.15

1-2. 今を大事にできていますか?

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上記の通り、これまで音楽活動を大してしてこなかった人が時間を確保したところで、いきなりフル活用するのは無理なんです。
よほどの固い意志を持った人でもない限りは時間を使いきれません。

そして、大抵の人は大学卒業後にその時間をどうやって活用していくのか何も考えていないんです。
昔の僕を思い出しても、大して考えていませんでした。「曲作って、ライブして、レコード会社にデモ送って」くらいなもんです。

せめて、「1年で30曲以上作って、10本以上ライブして、20社以上にデモ送る」くらいはわかりやすい目標の立て方をするべきでしたね。
まあ、この目標の立て方でも足りないですが。

また、目標立てたら今すぐやること。
これも、何故か「卒業したら」って言う人の多いこと。

なぜ、卒業したらなんだよと。今すぐやればいいじゃないの。

「いや、卒論が忙しいので…卒業してフリーターになったら本格的にやるんで…」

いや、それなら大学やめちゃえばいいじゃん

だって、卒業後フリーターやるなら大学中退でも変わらないよ。
本気でやる気なら、卒業後と言わずに来週からフリーターになって本格的にやればいいでしょ。

大学中退するのも、卒業後フリーターやるのも親を泣かせることに変わりはないだろ。…と。

まあ極端な話をしちゃいましたが、それだけ今を大事にできていない人が多いと感じたわけです。
そして、今を大事にできていない人は時間が作れるようになったって時間を活用できないです。

そもそも、今を頑張って音楽活動して、スケジュールを音楽である程度埋められていれば、必然的に卒業後どうするかなんて決まるんです。
とにかく、今を頑張れよって話です。

1-3. 正社員で学べることは意外に多い

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このへんは会社選びにもよりますが、普通の会社なら新卒正社員は研修で様々なことを学びます。

ビジネスマナー、タイムマネジメント、目標設定などなど。
仕事を円滑に行うために必要な知識を内部か外部の研修にいって学びます。

これって、音楽活動をするにあたっても必要な知識なんですよね。
音楽も様々な人と関わるのでビジネスマナーや一般常識はもちろん必要。活動を有効に行うためにタイムマネジメントや目標設定だって必要。

僕が以前、お世話になっていたプロのボイストレーナーの先生が言っていました。
「仕事できる人間なんて大抵音楽も人並み以上にできるのよ。音楽しかできないなんて、よほどの変人(天才)だけよ」

これは僕もそう思いますね。

音楽がデキるやつは仕事もデキる論は正しいのか

2016.08.03

今のミュージシャンなんて特にそう。天才なんて受け入れられずらい世の中です。
セルフプロデュースができている人間が成功するんです。

そんなのビジネスの世界はどこもそうですから、仕事で学んだことは音楽に活かせるんです。
ただ、やっぱりアルバイトだとそういったノウハウを学ぶのは難しいと思います。

1-4. リスクを考えるな!なんて方便

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よく言うでしょ、これ。リスクを考えたら何もできねーぞ!的な。

僕はそんなの間違いだと思ってます。リスクを考えて、見つめてこそできること、やるべきことが見えてくると考えています。
そのためにもリスクを考え、リスクヘッジをすることは大事です。

ちゃんとリスクを考えるということは危機感を持つことにつながります。
「リスクヘッジされていると、安心してしまって駄目だ」と思ってしまいがちですが、そんなことはないです。

大体、リスクヘッジしたことで救われる状況なんていうのは想定内の範囲で既に最悪の状況なんです。
だから、その状況になる前には状況を好転させようと死に物狂いになっているんですよ。それでも駄目なときにリスクヘッジした策が発動するわけです。

 

周りのミュージシャンを見ててもそうですが、リスクを考えるな!なんてやっている人は危機的状況がどこかわからないまま、危機感なく日々を過ごし、気づいたときには手遅れという人ばかりです。

リスクを考えるな!っていうのはリスクをしっかり考えて、リスクマネジメントがしっかりできたやつが最後に言う台詞ですよ。
本当にリスクを何も考えないので飛び込むのは勇気ではなくて無謀と呼びます。

2. まとめ

  • 正社員でプロ目指すって実は悪くない選択肢
  • プロに近い活動状況になるとフリーターでやるしかないことが多い
  • 今の状況をちゃんと分析して自分に適した道を選びましょう

こんなところ。
フリーターでも良いとは思うけど、現時点で音楽活動を何もしていない人の場合は正社員で活動したほうが有効なことが多いです。

僕自身も今考えると時間を有意義に使えてなくて、色々と経験した今だからこそ、こう考える部分が多いです。
ですので、これからプロ目指そうって人にはピンとこないかもしれませんね。

時間を有意義に使うって時間の有り無しではなく、計画性やモチベーションの維持といった部分で頑張らないといけないことが多いのです。

正社員もフリーターも一つの働き方であってプロ目指すための手法でもなんでもないですからねぇ。

これから頑張る人はちゃんと、自身にあった方向性を検討して道を選んでいただきたいです。これまでの常識に縛られず、自身にとってよい選択をすることが大事です。

大学卒業後にプロミュージシャン目指すのは遅いと自覚することが超大事

2017.08.16

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。