都内で楽器演奏可能な賃貸物件の探し方

こんばんは!たけしゃん(@_tkshan)です。

本日は賃貸物件のお話です。
都内では楽器演奏に関するトラブルが絶えません。田舎に比べて、ものすごく物件同士が密接しており、部屋の壁も薄いことも原因でしょう。

部屋で演奏するためには、ちゃんと事前の物件探しが重要です。

自宅に防音室があるというのはアマチュアミュージシャンみんなの夢ではないでしょうか。
実は僕も以前の住まいは地下室がある夢のような物件でした。

この、楽器演奏可能な物件というのはないようで意外と存在するのです。
ただ、見つけ方を知っていないと中々見つけられません。そして、見つけても注意しないと、とんだ外れ物件を引いてしまいます。

今回は楽器演奏可能な物件の探し方、そして部屋で楽器演奏するための知識をご紹介していきます。

1. 賃貸住宅の部屋で楽器を弾くためには

それでは早速ですが、賃貸住宅で楽器を弾くための手段からです。

昨今では空き家を探して、リノベーションして等と言う裏技的な発想もあるようですが、賃貸住宅であることを想定すると一般的には下記の二種類になるでしょう。

  1. 楽器可物件を探す

  2. 防音室を設置する

基本的には①を選択する方が多いと思いますが、②の選択肢を取れると選択肢が一気に広がります。
この二つの項目について掘り下げていきます。

2. 楽器演奏可能な物件を探す

最もポピュラーな方法ですね。
ですが、一口に楽器演奏可能な物件といっても、実は様々なのです。知らないとえらい目にあったりします。

ここでは楽器演奏可能な物件に対する知識や注意事項を紹介していきます。

2-1. 楽器相談可物件は大抵ダメ

楽器可物件を探してググると大量に出てくるのが、これ。
「なんだ!いっぱいあんじゃん!」と喜ぶのですが、この物件は罠です。

まず、楽器相談物件は防音ではありません。
「音は筒抜けだけど、苦情が来ない程度にやってね」という物件が楽器相談物件です。

しかも、対象楽器はほぼ、ピアノだけ。
僕も結構な数問合せしましたが、ギターがオッケーだったところは20件ほど問い合わせて、3件でした。

ちなみに歌(声楽)がオッケーだったところは0件でした。
ギター弾き語りをやりたいと不動産に伝えたら、ほぼ無理と思ってください。

そして、苦情がくれば一発アウトです。楽器相談物件だから楽器を演奏できることを保証しているわけではありません。

「苦情がきたので楽器演奏するのは止めてください」と言われると普通の楽器演奏不可の物件と一緒になります。

その分、賃貸料に関しても普通の物件と大差ありません。
最近は借り手がない物件も多く、人集めのためにとりあえず「楽器相談可」としている背景もあるようです。

2-2. 演奏時間指定がある物件を探そう

時計

演奏時間指定がある物件は大半が防音室もしくは防音室に近い環境です。
逆に言えば演奏指定時間がないところは演奏可で入っても、苦情がきたという理由で演奏できなくなるリスクは覚悟して入居しましょう。

ただ、問題点として演奏時間指定がある物件は防音の観点では信用できますが、家賃がその地域の相場から1~2ランク高いです。
特に23時まで演奏可など、深夜帯まで大丈夫なところは相場+2~3万くらいは覚悟したほうがよいです。

そして、「楽器相談可」物件に比べて非常に数が少ないです。
しかし、部屋で演奏することを優先度高めに考えている人は演奏時間指定がある物件を選ぶべきです。

2-3. 地域を絞ろう

住む地域に拘りがある方は正直、防音環境の賃貸物件を探すのは厳しいと思ったほうがよいです。
というのも、東京近辺の賃貸住宅で防音室があるエリアは決まっています。

その対象エリア以外で探そうと思うと一気に数が減ります。
防音環境を優先するのであれば、住むエリアは限られてくる可能性が高いです。

■演奏可物件が多いエリア

  1. 江古田エリア
  2. 狛江~百合丘エリア
  3. 仙川~調布エリア
  4. 国分寺~立川エリア

上記の4つのエリアが多いです。それ以外でも池袋エリアや新宿~高田馬場エリアもあるといえばある感じでしょうか。
ちなみに紹介した中でも江古田エリアがダントツで数が多いです。

そして4つのエリア共通で言える事は近くに音大があります。
音大がある分、防音マンションも多いです。

ちなみにこちらの記事で上京してきたミュージシャン向けに住みやすいエリアを紹介しています。

上京する弾き語りミュージシャンに勧める東京の住みやすい街

2016.05.31

江古田、狛江、立川エリアは紹介に出てきますので、参考にしてください。

2-4. オススメの不動産

●音楽賃貸ネット

上記の4エリアであれば、ここのブログを時々見ていると、ある程度マッチした物件が見つかると思います。僕も、このブログを2年くらいずっと見続け、地下室付きの物件を見つけました(笑)

●ソナーレ

ここも色々出てきます。前見たときはちょっと高い物件が多いな~と思っていましたが、今見てみると普通の値段帯も結構ありますね。

お金に余裕がある方はミュージションなどの有名マンションを借りればベストと思いますが、大半そうではないと思うので安いながらも条件に合う物件を一生懸命探すのがよいです。

カナデルーム

2016年末から登場した音楽賃貸専門の物件紹介サイト。アットホーム掲載物件から楽器演奏可能な物件だけを引き抜いた作りになっています。

コラムで音楽賃貸に関する記事を多数載せていて、それが中々に優良です。詳しいレビュー記事は下記をどうぞ。

音楽賃貸マニアがカナデルーム(楽器可賃貸検索サイト)をレビューする!

2017.01.12

3. 防音室を設置する

普通の部屋の中に小型のルームインルームタイプの防音室を設置することで楽器演奏を可能にするパターンです。

3-1. 本格的な防音室

YAMAHAが販売しているアビテックスが代表的です。
買取の他にリース契約も対応しているので、まとまったお金を支払わずとも月額制で支払いもできます。

他にもカワイのナサールなどもあります。

広さは0.8畳から用意されています。僕も展示場で様々な大きさのものを見ましたが、ギターを弾くなら1.2畳はあったほうがよいでしょう。
それ以下だと持ち方や角度に留意しないとギターがつっかかります。

3-2. 簡易型防音室

対して、簡易型の防音室も数多く販売されています。
代表例はこのだんぼっちでしょうか。

なかなか、悪くはなさそうですが弾き語りは無理ですね。

他にも簡易吸音ルーム Light Roomなどがあります。これも悪くはなさそうです。

簡易型防音室は近所の島村楽器に置いてあったので試してみましたが、音はもちろん漏れます。
ただ、日中ならいけなくもない気がしました。

4. 防音室を設置するのに障害はないのか?

起こる

賃貸住宅に防音室設置ってハードルが高そうなイメージがありませんか?

僕がYAMAHAのショールームに行った時は店員さんは「賃貸住宅での設置例はたくさんあります!普通に許可くれますよ」って言っていましたが、実際はどうだったのかをご紹介します。

4-1. 本格的な防音室の場合

まずはじめに言っておくと、実際のところは設置に関する障害は山ほどあります。
僕も地下室付き物件を引っ越すにあたり、アビテックスの設置を考えました。考えると、色んな障害が出てきました。

① 防音室内へのエアコン設置

防音室内は暑いです。夏場は長時間いるのは無理。
YAMAHAの方からも防音室内にエアコン設置することを強く奨められました。

しかし、賃貸でエアコン設置するのは難易度が相当高いです。まず、排気口。部屋に穴を空けずに設置が難しいです。

そして室外機。既に部屋に1台エアコンが設置されている事が多いでしょうから1台の室外機で2台のエアコンに対応できるマルチ型にする必要があります。

②大家さんから反対される

最大の障害はこれです。
①のエアコンは設置を諦め、いろんな物件で設置してよいか確認してみましたが、設置を許可してくれる大家さんはいませんでした。

YAMAHAの人は「賃貸の方で設置している人は多いですし、対応してくれる大家さんはいっぱいいます」なんて言っていたので、気軽に問い合わせましたが、全然温度間が違い、即答でNGがほとんどでした(笑)

中には検討してくれる大家さんもいましたが、防音室の重量や床や壁の損傷を理由に全件NGでした。問合せした件数は10数件といったところです。

4-2. 簡易的な防音室の場合

こちらは実際に問合せしていませんが、やはり音漏れによる苦情を心配されて断られるケースが多いと思います。
OKだった場合でも、もちろん苦情が出たら演奏不可になる事を覚悟する必要があります。

自宅で楽器演奏できることを優先度高めに考えている人は選択肢とするのは厳しいです。
弾けたらラッキーくらいの認識であれば十分選択肢に入ります。

5. まとめ

  • 室内で演奏するためには楽器演奏可能な物件に住むか、自分で防音室を設置するかの二つ
  • 楽器演奏可能な物件を探す時は知っておくべきことが多い
  • 賃貸物件に防音室を設置するのはハードルが高い

上記の内容を見ても、防音設備がある賃貸物件を探すのがよいです。
あとは意外とありなのが、価格が安いスタジオが近所にある物件を探すという選択肢です。

スタジオが近くにある物件は中々オススメな選択肢ですが、大体スタジオは駅近くにあります。
よって、必然的に駅チカ物件となりますので家賃が高めになります。

昔に比べ、自宅からライブ配信できたり、かなりのクオリティの音源を作成できたりする時代です。

仕事を自宅でやるという認識の方は楽器可能物件に住んで、家で音源制作やライブ活動をするのは大いにありですよね。

その一方で仕事という認識で自宅で音楽をやるなら、ちゃんとした防音物件を探すべきです。
環境に左右されて仕事ができなくなるようではいけませんからね。

「隣の部屋で夜中にニコ生やっていて、うるせー」なんて話が良く聞く時代になりました。
他人に迷惑をかけずにやるようにしましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

たけしゃん

アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を模索中。