初心者がアコースティックギター購入を失敗しないための基礎知識

「初めてギターを買うけど、どんなギターがいいんだろう?」

ギターを初めて買う。

僕の場合は中学生の時に母が誕生日プレゼントで買ってきてくれました。

そんな人もいれば定年退職したからギターでも始めてみようかなって人もいます。

ギターを始めるのに年齢制限なんてもないですから、色んな方がいます。

歳が違えば、使えるお金も違う。

だから、初めてのギターを買うといっても色んなパターンがありますよね。

今日はそんな色んなパターンも含めて…。

初めてのギターを買おうとしている方が参考に出来るアコースティックギターの選び方をご紹介します。

アコースティックギターについて

まずは最初にアコースティックギターについて学びましょう。

アコギを買うと一言で言っても色んな種類があります。

楽器屋さんに行く前に基本的なところは抑えておくとお店で混乱することなく店員さんとお話しできるでしょう。

 

詳しい事はお店で聞くのがよいです。

しかし、お店で情報量が一気に入ってくると整理する時間もなく、訳が分からなくなってきます。

基本的な事は事前に下調べして、その上で店員さんの話を聞くとすーっと頭が整理できます。

 

というわけで、まずはアコースティックギターを知るところから始めましょう。

アコースティックギターの種類

アコースティックギターと一口でいってもいっぱいあります。

ここではフォークギター・ガットギターの違いを中心に解説していきます。

フォークギター

スチール弦を貼ったギターのこと。

一般的にアコースティックギターというと、フォークギターを指します。

つまりは読者の大多数の方はフォークギターを買うことになります。

 

本来はフォークギターとガットギターを合わせてアコースティックギターと呼ぶそうです。

だから、正しくはフォークギターはアコースティックギターの一種。

 

しかし、一般的には「アコースティックギター=フォークギター」という認識です。

むしろ、昨今ではフォークギターという言い方はあまりしませんね。

ガットギター

ナイロン弦を張って演奏する主にクラシックで用いられるギターです。

別名クラシックギターとも呼びます。

フォークギターと比べて丸みがあって暖かい音がします。

ストロークではなく指弾きのアルペジオに持ちいることが多いです。

 

プロミュージシャンには好んでガットギターを使うプレイヤーも多数います。

また、アコギでギターソロを弾く時にガットギターを使うと艶があって、良いソロが弾けたりします。

 

そんな良いところがたくさんあるガットギター。

しかし、ジャカジャカ弾くような、いわゆるアコギの醍醐味を味わうのはガットギターでは難しい。

そんな理由から、初心者が1本目からガットギターを選ぶことはクラシックギターをやる人くらいです。

1本目はフォークギターを購入して、後々ガットギターの購入を考えるのが良いでしょう。

エレアコ(エレキ・アコースティックギター)

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続いてエレアコについての解説。

エレアコとはアコースティックギターの中にマイクやピックアップを内臓してあるギターのこと。

エレキギターのようにアンプと接続することで音を増幅させられます。

 

昨今ではエレアコ仕様のギターが非常に多くなりました。

ライブハウスなど人前で演奏する場合はエレアコであったほうが非常に便利だからでしょう。

初めからエレアコ仕様のギターを買うほかに、後からアコギを改造してエレアコ仕様にすることも可能です。

 

以前はエレアコ仕様のギターというと、7万円以上じゃないと中々選択肢がありませんでした。

現状は比較的低価格帯でもエレアコ仕様のギターが存在します。

ギター購入時のポイント

続いてギター購入時のポイントについて。

お店に行くと、とにかくギターが大量に置いてあります。

どのギターがいいかをその場で考え始めると、キリがありません。

 

まずは下調べとして何店舗かを一周してみるとよいでしょう。

その上で下記の点について、あらかじめ方向性を決めておくことをおすすめします。

Point

  • 購入予算
  • ギターのサイズ
  • エレアコにするか
  • ネックの太さ

 

考えることとしたら、これくらいで十分。

正直、1本目のギターで一生ものとか無理です。

だから、方向性だけちゃんと定めて後は見た目にこだわって買うくらいの方が成功します。

重要なのはギターの性能よりは自分が今後、どういった用途で使うつもりなのかをちゃんと考えることです。

それでは一つずつ掘り下げていきましょう。

購入予算

まず初めに購入予算から。

ザックリ書くと、予算別でギター解説をすると下記の4通り。

  • 低価格帯(1~3万円)
  • 低~中価格帯(4~9万円)
  • 中価格帯(10~20万円)
  • 高価格帯(20万円以上)

基本的には「低価格帯」「低~中価格帯」をおすすめします。

といっても、決意表明的な意味も込めて上の価格帯に手を出そうと思っている人もいるはずなので一つずつ解説していきましょう。

低価格帯(1~3万円)

初心者用モデルや初心者セットが販売される価格帯。

品質は高くはないけど、初心者が弾く分には十分。

まずはこの価格帯を購入して、ギターというものを理解してから次のギターを買うことをおすすめします。

「YAMAHA」「MORRIS」「Epiphone」といった大手の固いメーカーを選びましょう。

この価格帯は色んなメーカーが出しているものの、実用性がないレベルのヘンテコギターも紛れ込んでいます。

安さだけ追っかけないように気を付けましょう。

低~中価格帯(4~9万円程度)

エレアコ仕様の初心用モデルが登場。

また、Takamineなどの国産メーカーのエントリーモデルが登場する価格帯。

MEMO

Takamine(新品)が登場するのは大体、7万円からです。

エレアコ仕様のギターが欲しい人はこの価格帯を選択するというイメージです。

 

また、この価格帯にMartin・Taylorのミニギターが登場します。

ミニギターはピンからキリまでありますが、Martin・Taylorのミニギターは相当音が良いです。

5~6万円くらい出せるなら、エレアコ仕様のミニギターを選択肢にいれるとよいでしょう。

 

1本目にミニギター(MartinかTaylor)を買って、物足りなくなった頃に2本目で中価格帯以上のギターを買う。

これが初心者に対するベストな選択肢だと思っています。

 

理由はミニギターの使い勝手の良さです。

ミニギター(Martin・Taylor)なら、そもそも物足りなくならない人のほうが多いはずです。

仮に物足りなくなって、2本目に通常サイズのギターを買った場合もミニギターはサイズ的に存在価値が十分にあります。

 

僕は外出用や自宅で気軽に弾ける用に30万するメインギターがありながら後からミニギター買ったくらいです。

本当に1本目でミニギター(Martin・Taylor)って選択肢はオススメです。

安いミニギターもいっぱいありますが、安いのはおもちゃみたいなのも多いので気を付けてください。

 

ちなみにエドシーランが使っていることで爆発的に認知度が上がったミニギター。

彼の使っているミニギターはMartinです。

おすすめ【参考記事】ミニギターのすゝめ ~アコースティックミニギターの選び方~

 

中価格帯(10~20万円前後)

さて、10万円を超えてきました。

本格的な国産メーカーの上位モデルが登場します。

また、Gibson・Martinといった有名メーカーのエントリーモデルも登場します。

10万円を超えるとメーカーも増えてきて、選択肢が非常に多くなってきますね。

 

この価格帯なら、やはり国産メーカーをオススメします。

ここまでくると、1本目といっても長い期間使うことになるはず。

やっぱり、個人的には低価格帯ギターかミニギターを使った上で購入することを奨めたいですね。

高価格帯(20万円~)

Gibson・Martinの上位モデルが登場します。

新品であれば20万円~30万円。

ヴィンテージなら30万円以上ってところでしょうか。

このへんになると有名機種である「Gibson J-45」や「Martin D-28」といった機種も選択可能。

 

1本目としては持て余す品質ですが、覚悟を決めるという点で購入するのもありっちゃあり。

 

あと、自分をアーティストとしてセルフプロデュースする観点で有名機種を買うのも有。

有名機種ってインパクトあるので演奏以外にもマーケティングの観点で使えることは多いです。

ギターのサイズ

続いてはギターのサイズ。

本来は細かくあるのですが、そんなに考える必要はありません。

下記の3サイズから選びましょう。

  • ミニギター
  • OOOシリーズ
  • ドレッドノート

 

ミニギターが一番小さい。OOOは中間。ドレッドノートが一番大きいです。

僕の自宅にある、ミニギター(左)とドレッドノート(右)。

OOOモデルは所有していませんが、ちょうど中間くらいです。

一般的なアコギのサイズというとドレッドノート型です。

しかし、結構大きいんですよ。

OOOサイズはちょうど良いサイズで僕は好き。欲しいです。

上記の動画でJohn Mayerが弾いているギターがOOOサイズ。

そんなにスペースや移動を気にする必要がない人はドレッドノート型買いましょう。

選択肢が非常に多いし、標準的です。

 

1人暮らしで部屋が狭かったり、都内など持ち運びを結構される方はミニギターオススメです。

ミニギターはインテリアとしてもオシャレ。

エレアコにするか

さて、結構迷う項目。エレアコを選ぶかどうか。

 

まず、価格帯によって迷うかどうかも変わってきます。

というのも、低価格帯でエレアコを買おうと思うと選択肢はかなり限られてくるからです。

 

逆にTakamineが登場する価格帯(7万円台)まで予算を上げれば、選択肢が一気に広がります。

このあたりはご自身の活動方針をちゃんと考えましょう。

 

  • バンドで活動する
  • ライブハウスでライブする
  • ライブ配信でオーディオインターフェースに接続する

 

上記にあてはまる人はエレアコが良いでしょう。

基本的にはエレアコが必要な時って人前でライブする時です。

 

だから、1本目買う段階でどっちかわからないって人は大抵エレアコじゃなくてよいです。

2本目買う時に改めて考えましょう。

その時には方向性が定まっているだろうから、逆に悩むこともないはずです。

 

ちなみに後から普通のアコギをエレアコ化するという手もあります。

ただし、エレアコ化するための工賃や部品代で2~3万円します。

低~中価格帯ギターを数万円出して、改造するんだったらギター自体を買い替えという選択肢が濃厚。

よって、1本目のギターについては最初にエレアコにするかどうかを決めることが望ましいです。

 

 

ネックの太さ

ネックとは上記の画像部分です。

ここの太さで弾きやすさが結構変わってきます。

特に手の小さい女性だと太いネックのギターを買っちゃうと、一部コードが抑えられなくて挫折します。

よくある標準のネック幅は42.9mm。

 

挫折しにくように1本目のギターのネック幅については42.9mmあたりか、もっと細いものを買いましょう。

あまり細いギターに慣れちゃうと、他のギターが弾けなくなるというデメリットはあります。

 

ただ、コードの抑え方になれて指の皮が厚くなればネックが多少太くなっても対応するのは容易いはず。

それよりは挫折しないようにスタート時のハードルを下げましょう。

 

何故かネックの細いギター(ナローネック)って低価格帯か高価格帯にしか、ほとんど存在しないんですよね。

高価格帯はGibsonのヴィンテージギターでよくあるナローネックタイプ。

低価格帯は初心用ギターにナローネックタイプが結構存在します。

 

ちなみに秦基博さんはGibsonのナローネックタイプのギターを使っています。

プレイスタイルにもナローネックならではの部分が出てきます。

秦さんの曲をやりたい!と思う方はナローネックタイプを買うと良いでしょう。

 

ナローネックタイプと呼ばれるギターはネック幅は40mm前後のものです。

 

まとめ

  • 基本的なギター知識は予習して楽器屋に行きましょう
  • ギターの性能より自分の音楽活動にあったギターを選びましょう
  • 1本目はお手頃ギターがオススメ
  • ミニギター(Martin・Taylor)は1本目として超オススメ

こんなところ。

1本目に高いギター買うのも無しではないですが、あんまりおすすめしません。

 

僕もよく、ギター買うのに意見聞きたいからついてきてって言われるんですよ。

ただ、他人にはその人にとっての良いギターって結局わからないです。

だから、高いギター買うなら安いギターを弾き倒して自分の欲しいギターってものを明確化してからが良いと思います。

 

まずは自分の今後の音楽活動を考えて、必要な機能を絞っていきましょう。

今後がまだ、ノープランの場合は「初心用セット」か「ミニギター(Martin・Taylor)」を買うことをお勧めします。

まずはギターの購入が第一歩。

良い、アコギライフをお送りください!