SONY HDR-MV1をレビュー。広画角、高音質の音楽ライブに特化したビデオレコーダー

ぎたすけ

音楽用ビデオレコーダーか。普通のビデオカメラより音が良いってこと?

たけしゃん

そうだね。音は格段に良いよ。あと画角が広くてライブステージ全体を撮れるあたりがウリかな
この記事でわかること
  • HDR-MV1について
  • HDR-MV1のレビュー
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

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ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
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HDR-MV1

HDR-MV1

  • 音楽向けのミュージックビデオレコーダー
  • 120°X-Yステレオ方式マイクで高音質録音が可能
  • 画角が広く、ライブステージ全部が映る

ミュージックビデオ撮影に特化したSONYのビデオレコーダー HDR-MV1

HDR-MV1が発売された、2013年当時はまだまだミュージックビデオレコーダーは少なくビデオカメラに外部マイクをつけるのが一般的でした。

 

2019年現在でもライブハウスやスタジオでの動画撮りには良く使われる人気機種です。

高音質がウリ

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  • 非圧縮リニアPCMサウンド
  • 120°X-Yステレオ方式マイク

上記、2点の機能を備えており、他のビデオカメラよりもはるかに高音質です。

外部マイク並の性能なので、HDR-MV1単体で十分な音質の映像が撮れます。

WiFi機能、NFC搭載

NEC搭載なので、NEC対応しているスマートフォンをリモコンとして活用できます。

遠隔操作できるのって、ライブハウスの撮影だと結構助かるんですよね。

 

また、Wi-Fi経由でスマホやタブレットに録った動画を転送することも可能です。

僕は基本的に使わないですが、タブレットなどですぐに見たい人には嬉しい機能ですね。

120°広角レンズ搭載

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ステージ全体やバンドメンバー全員が映るように…と広角レンズになっています。

これが、かなりの広角で客席前列でカメラを設置しても、ステージ全体が移ります。

 

スタジオでのリハーサル撮影でも、メンバー全員映るので使いやすいです。

外部端子

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  • ステレオミニジャック(ヘッドフォン)
  • HDMI マイクロコネクター(出力のみ)
  • USBコネクト
  • ステレオミニジャック(外部マイク)

必要最小限は揃っています。

そもそも、HDR-MV1が外部マイクなどを使わない人向けの機種なので、USB端子とヘッドフォン用のミニジャックくらいしか使いません。

操作は簡単

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電源ON/OFFと録音ボタンのみ。

操作も電源を入れて、録音開始するだけです。

 

音量調節などは液晶モニターで行います。

音調節の機能も充実しています。

  • 31段階の音量調節機能
  • オーディオリミッター
  • ローカットフィルター

充実していますが、オーディオリミッターが上手く作用して何もしなくても音割れせずに良い感じの音で録れます。

 

スタジオ練習のときは試し録りしてみたほうが良いですが、僕は調節不要で使えています。

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HDR-MV1 レビュー

HDR-MV1

はじめに総評すると「スタジオ練習やライブ撮影用途に特化したビデオレコーダー」です。

自身の演奏を振り返る目的で使うのがベスト。

 

YouTubeなどにアップする動画を作りたい…となると広角すぎて逆に不向きです。

普通のカメラに外部マイクを付けたほうが良いでしょう。

音質は良好

HDR MV1テスト用動画

HDR-MV1で録った動画です。

目の前にマイクが置いてありますが使用しておらず、HDR-MV1内蔵のマイクで録ってます。

 

音質は良いです。

さすがにコンデンサーマイクには負けますが、音声録音に特化したハンディレコーダーと互角以上の音質です。

 

スタジオ練習やライブハウスでの撮影にはこれ以上の音質を望む必要はないです。

逆に歌ってみた動画などを撮るなら、普通にコンデンサーマイクを使ったほうが良いです。

良くも悪くも画角が広すぎ

カメラの画角がものすごく広いですが、ズームなどの調整機能が一切ないためメリットにもデメリットにもなります。

 

スタジオやライブハウスでメンバー全員撮れるのはメリット。

逆にYouTube動画などの撮影に使うには画角が広すぎて、余計なところまで撮れてしまいます。

 

基本はメンバーや関係者に限定してみる動画を撮影するためのものと割り切ったほうが良さそうです。

手軽に良い音で録れるのは良い

カメラを置いて、録音ボタンを押すだけで良い感じの絵と音が録れるのは嬉しいです。

 

また、付属で編集ソフトMVR STUDIOがついています。

MVRStudio

EQ、コンプレッサー、リバーブからノーマライズやフェードアウトなど一通りの機能がついています。

動画のアップロードも簡単にできるので、手軽さで考えると非常に使いやすいです。

三脚とモバイルバッテリーは必須

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カメラ自体が自立タイプではないため、撮影には三脚が必須です。

別売りの三脚を買いましょう。

 

また、フル充電でも2時間程度が限界でアダプタをつけても充電しながらの撮影ができないという謎の仕様です。

ただし、モバイルバッテリーなら充電しながら撮影ができます。これまた謎仕様…。

 

なので、三脚とモバイルバッテリーは買ったほうが良いです。

モバイルバッテリー

三脚

HDR-MV1

 

HDR-MV1 まとめ

ペンケースとペン

  • 音楽向けの高音質ミュージックビデオレコーダー
  • 画角が広いが調節できないため、使用用途は限定的
  • リハーサルやライブの簡易撮影には使えるが魅力的な絵は撮れない

ぎたすけ

ホームビデオ的な感じで使えるってところか

たけしゃん

そうだね。まあ、日頃から自身の演奏している姿と音は見る習慣を付けると成長するから手軽に撮れるのは良いところだよ

HDR-MV1のレビューでした。

お手軽に自身の演奏している映像を高音質で撮れるビデオレコーダーです。

 

価格も3万円くらいなので、HDR-MV1で魅力的な絵を撮ろうとするのは無理があるかなと。

映像にもこだわりたい人は一眼レフに外部マイク付けるのが良いですね。

 

リハーサルの撮影とかにはほんと使い勝手良いです。

設置して、録ってすぐにアップロードしてメンバーに共有できます。

バンドであれば、割り勘で1台買っておくのも手ですね。